内容説明
フリーライター・笹村克哉のもとに、義理の姉と名乗る女がやってきた。笹村は北関東の奥地に佇む「六つ首村」の名家・白兼家の後継者候補であり、30年前の連続殺人事件を生き延びた張本人だという。村を訪れた笹村は白兼家の秘密を探りはじめる。一方、並行して恐るべき殺人計画が……。連続殺人事件の再現ドラマをめぐって、さまざまな人間たちの思惑が絡み合い――。奇才・折原一が横溝正史に捧ぐ、渾身のダーク・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
備忘録
25
六ツ首村での大量殺人から30年 当時の事件の記録、村の駐在の日誌等を織り交ぜながら最後には現代で全ての真相を解き明かす 複雑な構造にさらに現在で話が広がっていき展開される為追うのは少し大変か 結末まで到達して色々腑に落ちる感じになるのでしっかり最後まで読み進めるべし2025/12/01
ばんだねいっぺい
23
横溝に乱歩に海外勢にミステリ愛がたっぷり詰まった作品。文章が端正なのでボリュームがあっても読みやすく、おどろおどろしさもそんなにない。装丁も物語も満足ゆくものでした。2025/12/28
ハルめめ
18
構成が複雑で叙述トリック有りのダークサスペンス。横溝正史の世界観を踏襲した作品。構造が多重になっているので少し難しく感じたけれど折原さんの作品を楽しみたくて566ページを読み続けた。2026/01/05
だるま
17
タイトルから分かる通り、横溝正史の『八つ墓村』のオマージュ作品。主人公・笹村克哉の前に義理の姉と名乗る女性が現れ、笹村が北関東の奥地にある六つ首村の名家・白兼家の後継者であると告げ、村に 同行する様に頼む。と、こうしてあらすじを書くと忽ち字数制限になる位に複雑な内容なので以下略。いやあ、これは駄目だよ折原先生。元々、作中作や叙述トリックや現在編と過去編の二重構造などの技巧を駆使していた折原さんだけど、今作はそれらが勢揃い。集大成の感さえある。凄い事は凄いが、複雑になり過ぎて全てを理解出来たとは言えず残念。2025/12/10
igaiga
12
長かった(笑) 物語の中身を考えると長かったなぁ。徳次郎に対する斗和子のセリフが妙にリアルで分かるわ。「お願いだから早く成仏して」と。思うよね。娘だもんね。そしてどの人も似たような思考回路なのか、似た者同士が集まってくる村なのか。モロモロ混乱しました。2025/12/21
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