ちくま新書<br> 細胞を間近で見たらすごかった ――奇跡のようなからだの仕組み

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ちくま新書
細胞を間近で見たらすごかった ――奇跡のようなからだの仕組み

  • 著者名:小倉加奈子【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2025/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077165

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内容説明

人体の中では何が起こっているのか? 一目瞭然のイラスト(←全部著者が描いた!!)と分かりやすい比喩の説明で楽しく「からだの中」をガイドします! 本書は、食べ物や空気やバイキンとともにからだの内側を巡り、私たちが「生きてる」仕組みを支えている「すごすぎる細胞たち」に会いに行きます。病理医の著者自ら描いた解説イラスト満載で、ふだんは見えない世界も一目瞭然! 細胞を基本パーツとすると、人体というビルディングは「細胞→組織→臓器→器官→人体」の五段階構造。栄養がいきわたるように血管の配管工事もばっちり、細胞の新陳代謝でメンテナンスも緻密……と分かりやすい比喩が盛りだくさんの、前代未聞の人体ツアーへレッツゴー!

目次

はじめに──食べもの・空気・バイキンとともに巡るからだ一周旅行/序章 からだツアーの旅じたく/1.つぶつぶしながら増えたり減ったり/2.かわいい形の細胞の部品たち「細胞小器官」/3.まるでビルの工事現場! すべては細胞から/4.「器官」を巡るからだツアー、集合場所は?/5.身体のなかの植物?/コラム1 細胞からはじまる医学部カリキュラム/第1章 ごっくんからうんちまで「ジェット 消化器ツアー」/1.お口の中のハードとソフト/2.つぼみいっぱい!「味蕾」がさき乱れる舌/3.自動制御スプリンクラーの唾液腺たち/4.クロワッサン顔負けの多層な食道粘膜/5.ゴージャスな二階立て構造の胃粘膜/6.脳相? 妄想?/7.十二本の指の長さの十二指腸/8.消化管脇道コースへ!/9.作るのは肝臓、貯めるのは胆 /10.花の都、肝臓/11.マルチタレントな肝細胞大公開!/12.小島の浮かぶ腺房大海原、膵臓/13.水玉でオシャレなリゾート、ランゲルハンス島/14.家を建てられる土地の大きさに匹敵、回腸・空腸/15.危険! 腸に落とし穴?/16.杯を酌み交わす大腸の細胞たち/17.多様性の極み、腸内フローラ/18.お腹の中をぐるり周遊、盲腸と結腸/19.1日数度の肛門筋肉組体操/オプショナルツアー1 自由に動ける「胸腔・腹腔フロアガイド」/私たちの身体は、スーツケース?/うす~く広がる胸膜・腹膜/第2章 吸って吐いて「風かおる 呼吸器ツアー」/1.2つのツアーの入「口」/2.死の交差点、誤嚥というリスク/3.0・5秒間の口腔チームプレー/4.呼吸器ツアーは、左右へ自由行動/5.23回も分岐が! 迷わないで行けるかしら?/6.ふさふさした毛がそよぐ/7.アルプスの少女の友達? クララ細胞/8.肺胞はごく薄製法がウリ!/9.肺胞がのりづけされるCOVID-19 肺炎/10.伸び切った風船のようなタバコ肺/オプショナルツアー2 自由に動かせる「骨格筋ワイルドツアー」/内臓の反対語は?/インナーマッスルを鍛えるおしゃべり病理医/しましま模様が特徴の「骨格筋」/骨格筋一つひとつがマッチョになる筋トレ/コラム2 病気のことわりを知る学問「病理学」/第3章 溜まったら出す「水の都 泌尿器ツアー」/1.男女でだいぶ長さの違う「尿道」/2.伸縮自在の洞窟「膀胱」/3.腎臓と膀胱をつなぐ丈夫なチューブ「尿管」/4.左右の大きな万能ソラマメ「腎臓」/5.急降下と急上昇を繰り返す、絶叫コースター「腎臓の機能単位:ネフロン」/6.ミクロな未開拓地球「糸球体」/7.絶叫コースターの主経路、尿細管/オプショナルツアー3 産毛の生える平原「皮膚ガイド」/私という存在をまるっと包む人体最大の臓器「皮膚」/皮膚、そのテッペキの構造/平原の一部にふたつの丘が!「乳腺のひみつ・序章」/コラム3 もうひとりの主治医「病理医」/第4章 ドライブしませんか?「からだ交通網 循環器ツアー」/1.壊れたパイプの修復方法/2.全身を周遊する流れるプール/3.ドキドキの力はどこから?/4.4つの部屋と扉、戸締りが重要/5.エレキな心臓、漏電や断線に要注意/6.錆びる動脈/7.血管建築のポイントは太さと構造/8.血液ダダ漏れ? 穴ぼこだらけの血管もある?/9.もうひとつの交通網、リンパ管/オプショナルツアー4 ふたこぶの美しい丘「ときめき乳腺ガイド」/母乳をつくるぶどうの房?/伸縮自在のぶどうの実?/第5章 これぞサバイバルツアー「免疫サファリパーク」/1.どんなバイキンで旅します?/2.たくさんの白血球/3.食べたら死んじゃう好中球/4.食べても死なないマクロファージ/5.フットワークの軽いもうひとりの食細胞「樹状細胞」/6.樹状細胞とヘルパーT細胞、素敵な出会い/7.お互い励まし合う免疫担当細胞たち/8.緊急事態! ウイルスがやってきた!!/9.ナチュラルに殺し屋(!)の細胞/10.樹状細胞、再び走る/11.細胞の名札と名札フォルダー/12.なんとか無事帰還?!/オプショナルツアー5 これぞ秘境!「脳と脊髄 からだ遺産ツアー」/やり取りされている情報量はネットの比じゃないぞ!/全身に張り巡らされた情報ネットワーク/シナプスでつながる個性豊かな神経細胞たち/コラム4 かたちとストーリー、見立てと病理診断/オプショナルツアー6 精鋭部隊で構成される「内分泌株式会社ガイド」/第6章 どちらがお好き?「ハネムーン 生殖器ツアー」/1.【女性ツアー】酸性雨の降るトンネル?/2.【女性ツアー】トンネルを出るとそこは子宮頸管だった/3.【女性ツアー】子宮体部には、〝内膜床暖房〟完備!/4.【女性ツアー】ジュディ・オングの腕のような卵管/5.【女性ツアー】100万分の1の人材になれ!/6.【男性ツアー】避暑地にぴったり!/7.【男性ツアー】過酷なレースコース/8.【男性ツアー】からだの軽井沢?/オプショナルツアー7 骨の髄までわかる、からだ通のための「造血器ツアー」/赤い故郷と黄色い故郷? 骨髄はいずこに?/置かれた環境で人生、いや〝血球生〟が変わる?/血球たちの墓地?「脾臓」/コラム5 リベラルアーツとしての医学?/おわりに/主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

76
著者は病理医。重い病気の診断に必須となる病理診断を専門とする医師で全医師の1%以下の超エリート。…にも関わらず本人の手書きの図が豊富で、しかも可愛らしい絵。自分の身体の部位の解像度が格段に上がりました。「食べ物を飲み込む道」と「呼吸をする道」が交わる死の交差点は0.5秒の筋肉のチームプレイ。これが歳を重ねると失敗して誤嚥する。誤嚥性肺炎に繋がる可能性がある。また、リンパ管は最終的に首の近くで左右の「静脈角」で血管と合流しリンパ液は血液と一緒に流れていくなんて知らなかった。本書の種本も読みたくなりました。2026/03/20

おせきはん

26
細胞が集まって組織、そして器官へとなりますが、もとである細胞については知らなかったことも多く、臨場感あふれる人体内のツアーを通じて細胞のすごさを楽しく学べました。2026/03/06

tetsu

10
★3 一つ一つの細胞に着目して人体を解説する。 動物の体には各部署ごとにユニークな細胞が存在している。細胞自体は刺激を受けるとその刺激に応じた反応をする。 反応といってもたんぱく質を作ったりと、とても複雑な仕組みだが、さらに体全体が連携して同時に統合された動きになるようにコントロールされている。 このようなシステムを誰がどのように作ったのかとても不思議でしかたない。誰か仮説でもいいのでなんらかの答えをだして教えてほしい。2026/01/19

とく だま

7
呼吸や食事からの酸素や栄養の取込みかた、そして細部の人体機能がよ〜く解ります。文章だけでなくお茶目なイラストまでご自身で描いているようで、多才さに驚くばかり。 そしてよくも壊れず長く機能し続ける身体に驚きと感謝を感じる。2026/02/04

ムーミンママ

5
からだツアーと題して細胞たちの働きを解説してくれています。分かりやすいけど専門用語とかになると やっぱり。。って感じではある汗。赤血球、白血球、血小板、マクロファージなんかは《はたらく細胞》をイメージしちゃう笑2026/01/26

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