内容説明
3・11後の被災地で語られた「幽霊」の噂を丹念に取材。
亡き人を身近に感じ、ともに生きる “スピリチュアルな復興”の記録!
昔話や民間伝承と重ねつつ「死者の声」に寄り添う試み。
(目次より)
迫りくる危機と虫の知らせ/生死を分けた不思議なできごと/「私に気づいて」という訴え/「この子だけでも」という切なる願い/あの日に帰りたい/止まった時間/「私たちは生きているのでしょうか」/復興が気になる霊たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
28
オール・ハロウズ・イヴHorror読書会'25の遅刻本。東日本大震災で失われた数多の命に黙祷。遺された人々が見聞きし語った話は、突然に生を絶たれて戸惑い、迷っている数多の存在を伝えるものです。個人的にはただ話を載せるだけのほうが好みですが、各章にはその怪異・民俗の背景に関する解説がついており、懇切丁寧な入門書になっています。死者たちの想い、そして悔しさ寂しさとともに、あのとき旅立たざるを得なかった彼らもまた自分たちが住んだ地を愛し、復興を望み、遺された人々の幸せを願っているというメッセージには涙します。2025/11/07
Tomomi Yazaki
19
予知を信じて助かった人。言い伝えに従い助かった人。不思議な力で助かった人。救いを求める亡き者。見つけてほしいと訴える亡き者。感謝する亡き者。死んだことに気づかない者。これらの話を信じずにはいられない。これはホラーではなく、当事者にとってはまぎれもない事実。そのひとつひとつの話を読み、亡き者が生き残った者に心配をかけさせない配慮も感じられる。そして少しだけ分かったような気がする。霊になっても変わらない。人を思う、その優しさを・・・2020/10/16
プリッツ
3
何か心が痛くなる本でした。 3.11忘れてはならない日…。あの日の出来事が再度思い出されました。2021/10/17
つな
2
怖い気持ち半分、しみじみしてしまう気持ち半分。夜にはあまりおすすめしないけど、亡くなってしまった人、今を生きている人それぞれの思いに寄り添いたいという気持ちにさせる一冊でした。2023/03/31
拡がる読書会@大阪
1
東日本大震災後の三陸地方で語られた不思議な体験談を収集・紹介したノンフィクション作品です。被災地で実際に起こったとされる霊的な現象や不可解な出来事を、著者が丹念に取材し、民話や伝承と照らし合わせながらまとめています。 こちらは亡くなった話だけでなく、声のした方に行けば助かった。光りに包まれたと思ったら別の場所にいたみたいな霊体験だけではなく、不思議体験もたくさんありました。 https://note.com/sharebookworld/n/ndcb820b0a72c2025/05/11




