内容説明
日本全国にファンを持つシンガーソングライターの柏木誠一が、剣崎啓介のもとに現れた。他の医師に命と引き換えに失われると言われた声を残してほしいのだという。故郷長崎で亡父に新曲を捧げたいと語った柏木。最も困難な手術が、そして始まる――。剣崎・松島の凄腕外科医コンビと彼らを支える麻布中央病院の精鋭たちを描く6作品を収録。ますます充実の医学エンターテインメント、第3弾。(解説・遠野九重)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
42
〈俺たちは神じゃない〉シリーズ3作目。「ふたりの葬送」「命の天秤」「名脇役、倒れる」「秋の交差点」「新たな翼」「想いをつなぐメス」6話収録。前作までの剣崎&松島のバディは少なめ、今作はコメディカルや職員の私生活にも踏み込んでいる。「名脇役、倒れる」の仕事にかける男の姿勢、その凄みにやられた感がいっぱい。病院経営の一端ものぞけてよかった。2025/12/16
カブ
38
俺たちは神じゃない3。泣くなシリーズも好きだけど、こちらも楽しみなシリーズ。剣崎先生と元患者さんのロマンスも素敵。剣崎・松島の凄腕外科医コンビニから目が離せない。2025/12/09
papapapapal
27
腕の良い中堅外科医を中心にした物語、シリーズ第三弾。神の手を持つスーパードクターなんていない。地道な努力と経験により、出来ることと出来ないことを見極め選別しながら治療に向かう彼らは、凡人ではないかもしれないけど共感が持てる。シリーズが進むごとに人間味が増している印象。箸休め的エピソードも挟みながら、表題作の最終話は泣いちゃう。途中あの先生がサプライズ出演したのも嬉しかった。2026/01/24
たぬき君
12
「俺たちは神じゃない」シリーズの第3弾で6遍の連作短編集。兼崎・松島の凄腕外科医コンビが活躍するがハッピーエンドじゃ無くても爽やかさが全編に溢れている。ただ最後の“想いをつなぐメス”では有名人は特別に扱われるのかなと少し感じてしまった。が涙なしでは読めなった。2026/01/03
nami1022
11
外科医の日常を描いたシリーズ3作目。 物語の進行は割と淡々としているけど、リアリティが高くていつも興味深く読ませてもらっています。現役バリバリの医師目線で書かれているからこそ、医師としてできること、できないこと、奇跡を期待してしまうけど、奇跡なんて簡単には起きない現実を突きつけられます。そしてそれ故に、現場で命を救おうと奮闘する医療従事者には尊敬の念を禁じえません。今回はちょっと違う角度で地域連携室の話がありましたが、こういう所にスポットが当たるのも良いなと思いました。2026/01/18




