内容説明
日本全国にファンを持つシンガーソングライターの柏木誠一が、剣崎啓介のもとに現れた。他の医師に命と引き換えに失われると言われた声を残してほしいのだという。故郷長崎で亡父に新曲を捧げたいと語った柏木。最も困難な手術が、そして始まる――。剣崎・松島の凄腕外科医コンビと彼らを支える麻布中央病院の精鋭たちを描く6作品を収録。ますます充実の医学エンターテインメント、第3弾。(解説・遠野九重)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
39
〈俺たちは神じゃない〉シリーズ3作目。「ふたりの葬送」「命の天秤」「名脇役、倒れる」「秋の交差点」「新たな翼」「想いをつなぐメス」6話収録。前作までの剣崎&松島のバディは少なめ、今作はコメディカルや職員の私生活にも踏み込んでいる。「名脇役、倒れる」の仕事にかける男の姿勢、その凄みにやられた感がいっぱい。病院経営の一端ものぞけてよかった。2025/12/16
カブ
36
俺たちは神じゃない3。泣くなシリーズも好きだけど、こちらも楽しみなシリーズ。剣崎先生と元患者さんのロマンスも素敵。剣崎・松島の凄腕外科医コンビニから目が離せない。2025/12/09
ichi
9
シリーズ第3弾。短編集だけど、話がつながっているので、どんどん読んでしまう。剣崎先生と松島先生の名コンビであり、息が合っているオペの模様に安心。中でも一番最後の「想いをつなぐメス」はうるっと来ました。2025/12/10
やま
8
シリーズ3作目。6話の短編集、剣崎・松島だけでなく周囲の仲間も増え、話しの展開が面白かったです。患者の心に寄り添い接していく姿が微笑ましい。2025/12/18
葵上
7
解説までがすごくイイ。遠野九重さん。これから読む方には、ぜひ解説まで、最後の一文字まで全部味わって読んでほしい。今すぐもう1周読もう。2025/12/06




