民主主義の躓き 民衆・暴力・国民国家

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民主主義の躓き 民衆・暴力・国民国家

  • 著者名:小倉充夫【著】
  • 価格 ¥6,050(本体¥5,500)
  • 東京大学出版会(2025/11発売)
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  • ISBN:9784130301954

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内容説明

民主主義は躓くことなくして前進しえない。民衆・暴力・国民国家がそれぞれ積極面と消極面をもつからである。古代ギリシアから「1968」まで、植民地主義から昨今の社会的保守主義までを展望しつつ、民主主義の挫折と成熟の過程を歴史的かつ思想的に捉える。


【主要目次】
はじめに

第1章 永続的な革命としての民主化
1.歴史になりえない民主主義/2.平等をめぐる闘いと民主的社会/3.戦後秩序と社会革命

第2章 民衆と民主主義
1.民衆不信と民主制/2.民主主義を掘り崩す――大衆かエリートか/3.代議制民主主義と選挙民

第3章 民主主義の暴力
1.民主制における暴力/2.都市住民の抗議と民主化/3.民主化と暴力/4.民主主義の帝国

第4章 国民国家と民主主義
1.民主主義における搾取と排除/2.独立による民主化と国民国家/3.民主主義とマジョリティ/マイノリティ/4.後発国のジレンマ

第5章 失われた確信と新たな試練
1.民主主義の危機/2.民主主義の後退とその背景

終 章 未完の民主主義
1.躓く民主主義と民主制/2.情報伝達と連帯/3.情報伝達における蛙飛びと民主主義/4.生き方としての民主主義

おわりに

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