扶桑社BOOKS新書<br> 境界知能 存在の気づかれない人たち

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扶桑社BOOKS新書
境界知能 存在の気づかれない人たち

  • 著者名:宮口幸治
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 扶桑社(2025/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594101527

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内容説明

“境界知能”という言葉をご存じでしょうか?

IQ70以上85未満の生きづらい人たちで、本当は支援が必要なのに見過ごされてしている人たち――。近年、インターネットを中心に注目が集まっていますが、その正しい理解をしている人は多くありません。

本書は、まさに境界知能の少年たちを取り上げた、シリーズ累計170万部超の『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズの著者・宮口幸治氏による、境界知能について最新の知見を集めた一冊。

『ケーキの切れない非行少年たち』では、非行少年たちを通して境界知能の問題にスポットを当てました。ただ、境界知能の存在について述べただけで、これまでどういった背景や問題があったのか、どのような特徴があるのか、どういった支援が効果的なのかといった具体的なところまでは記していませんでした。

本書では、境界知能の具体的な特徴を軸に、身近な事件やこれまでの歴史、認知的特徴、近年の動向について解説していきます。

第1章では、境界知能が絡んだ近年の事件、学校でも気づかれない実情、社会での様子などを紹介し、なぜ境界知能に注目すべきかについて記しています。

第2章では、これまで論じられてきた境界知能をめぐる問題や歴史的経緯、知能の問題、これまでの取り組みについて、軽度知的障害と絡めながら説明していきます。

第3章では、境界知能の具体的な特徴について解説していきます。本書の核となる部分でもあります。おそらく境界知能の種々の認知的特徴や社会行動、運動面について具体的に記した書籍は国内では本書が初めてかと思われます。

第4章では、境界知能の国内の動向、海外の研究動向、国際会議などについて紹介しています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

145
家庭を持ち普通に社会生活を送れているが、話が通じなかったり平然と信じられない言動をする人には何人も出会った。彼らは知的障害とは言い切れないレベルの境界知能だが、私も含め周囲には難儀な性格の奴としか思われていなかったのかも。全ての人が正常な知能発達を辿れるはずもないが、逆に明確な知的障害者と認知できないため放置されたのか。各人の個性だと擁護する向きもあろうが、正直彼らと付き合って良かったと思えた経験はない。そんな人が7人に1人いるとはショッキングだが、世界の指導者や著名人にもあるいはと思える人はいるようだ。2026/03/08

こばまり

39
境界知能を定型域と軽度知的障害の間に置き、特徴や支援法を詳細に説明している。氏の著作は2020年の『ケーキの切れない〜』以来。その際には一体どうしたらいいのだ…との焦燥に駆られたが、本書はその解に相当すると思った。2026/01/03

本詠み人

33
『ケーキの切れない非行少年たち』の著者さんの書く境界知能についての本。境界知能については昨今見かけるようになったが、それについて書かれた本は国内外含め殆どない中でこの本が上梓されたことは喜ばしいことだ。境界知能とは、IQの平均値: 100より1-2標準偏差低い知的機能で、IQ: 70-84辺りの人で(軽度知的障害はIQ:50-75)、学習や対人関係、社会生活に困難を感じている人をいう。知的障害に認定されない境界知能の人は、社会から認知されず、よって必要な配慮もされずに埋もれている可能性が示唆されている。2026/02/15

とも

19
境界知能という境、社会的な格差。先行書が大いにヒットした著者の新刊。社会に出るとこういった方たちとの接触がなくなるので気づかない。7人に1人存在するというのは驚き。2025/11/28

Katsuto Yoshinaga

17
先日読んだ小説の中に、”ぎりけん”という表現があり、ギリギリ健常者ということらしい。知的障害とされるIQ70〜75より若干高い程度の知能であるため健常者に分類され、支援や援助といったセーフティネットから余儀なく漏れてしまい、通常の教育と社会生活、生産活動を強いられ、かなり辛い目にあうらしい。「ホンマかいな?」と思ったのだが、ホンマだった。著者曰く、日本の人口の14%を占める1700万人と推計されるらしい。かなり学術書よりの内容で、面白く読める本ではないが、著者の提言はもっと知られるべきで、読んで良かった。2025/12/02

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