教養としての日本改造論

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教養としての日本改造論

  • ISBN:9784833440783

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内容説明

【内容紹介】
■「もやもや」する日本
□「日本ってどういう国?」が分からなくなっている
■信号は守るのに、コンプラ違反天国
□日本には「世間」はあるが、「社会」がない

7割の日本人が「この国は衰退している」と考えている。
私たちはいったい何を失ってきたのか、
あるいは、何を失わずにすんだのか──。

常に新しい意識・視点を提供し続ける
思想家2人が語り尽くす。

「西洋式の物差し」とは異なる
日本人がいまだ気づいていない
新しい日本の「経営戦略」があるはずだ。

「らしさ」を再定義し、イノベーションを生む
日本の新しい「設計思想」とは。

・・・・・・もしかしたら日本が
これから世界の手本になるかもしれない。

【著者紹介】
[著]茂木 健一郎(もぎ・けんいちろう)
脳科学者。1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞受賞。『クオリアと人工意識』(講談社)、『日本の歪み』(講談社、共著)など著書多数。

[著]山口 周(やまぐち・しゅう)
独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等を経て現在に至る。著書に『ビジネスの未来』(プレジデント社)、『人生の経営戦略』(ダイヤモンド社)などがある。

【目次抜粋】
■まえがき|日本人の「本気スイッチ」を探して /茂木健一郎
■第一章|「資本主義」の先へ 日本らしい道を探る
■第二章|定常社会での豊かさ 自分たちの美意識を取り戻す
■第三章|歴史から現代を捉える 近代化のトラウマから脱する
■第四章|あいまいな日本のなごみ戦略 極東ローカルの強みを意識する
■第五章|2050年、日本人が幸福になる方法 日本にかけられた呪いを解け
■終章|いま、ここから始まる日本改造への道
■あとがき|新しい物語を紡ぐために /山口 周

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すいみん

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日本社会の構造的な課題を「教養」という視点から読み解き、資本主義の限界を超える新しい価値観を提示している。成長モデルが行き詰まる資本主義に対し、日本の「わびさび」的価値観(不完全さや経年劣化を美とする)が〈その先〉を示す可能性があるとし、「西洋式の物差し」とは異なる、日本らしい経営戦略や制度設計を模索し、日本が世界の手本となり得る可能性を示している。単なる批判ではなく、経済合理性だけでなく、文化や価値観の観点から「日本社会をどう再設計するか」を論じているのは非常に興味深い。2025/12/03

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