デッドプール・キラストレイテッド／デッドプール・キルズ・デッドプール

著者名：カレン・バン【作】/マテオ・ロリ【画】/小池顕久【訳】

小学館集英社プロダクション（2025/10発売）

• ISBN：9784864912488

内容説明

『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース』続編!
あこぎな創造主の搾取に苦しむキャラクターたちを救うため、デッドプールは（読者も含めて）マーベルユニバースを滅ぼした。
こうして、世界には平和が戻ったはず…だった。だがしかし、キャラクターへの搾取は止まるところを知らないではないか！
ついにデッドプールは、全ての物語の源泉を葬り去る事を決意する。それは、つまり…『白鯨』に『トム・ソーヤーの冒険』、『若草物語』に『フランケンシュタイン』あらゆる古典に止めを刺す事！
今、デッドプールと百戦錬磨の主人公達の死闘が幕を開ける！

デッドプール対古典小説の死闘を描いた異色作『デッドプール・キラストレイテッド』、デッドプール対デッドプールの究極の独り相撲を描いた『デッドプール・キルズ・デッドプール』。２作をカップリングした待望の「キル」シリーズ第２弾、ついに登場！

2013年03月：Deadpool: Killustrated #1
2013年04月：Deadpool: Killustrated #2
2013年05月：Deadpool: Killustrated #3
2013年06月：Deadpool: Killustrated #4
2013年09月：Deadpool Kills Deadpool #1
2013年10月：Deadpool Kills Deadpool #2
2013年11月：Deadpool Kills Deadpool #3
2013年12月：Deadpool Kills Deadpool #4

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[三柴ゆよし]

表紙の出オチ感がすさまじいが、内容もなかなかイケてる。作品世界に捕らわれたヒーローたち（本人含む）の完全消滅を目論むデッドプール（実は結構意識高い）がその原型たる物語の登場人物たちをぶち殺しまくる話で、ドン・キホーテにはじまり、モービィ・ディック、エイハブ船長、ドラキュラ伯爵、スクルージ、果てはスキュラやベオウルフ、グレゴール・ザムザに至るまで、古今東西の古典キャラクターたちがただひたすら撃ち抜かれ撫で斬りされていく様子には奇妙な興奮とカタルシスを覚える。ガイブン界隈の人が読むとニヤニヤがとまらない佳作。

2016/05/08

[すけきよ]

パンダプールのフィギュアないの!?

2016/04/14

[ara_shinya]

デッドプールがとにかく色々と殺してまわるシリーズの続編と完結編（？）のカップリング。前半は色々な古典文学等の世界に乱入、後半はアメコミのパラレルワールド設定を上手く使ったデッドプール大乱戦。読後の感想はとにかく疲れた……

2016/02/04

[IMY]

「デッドプール キルロジー」三部作が全部翻訳されるとは、カブカプ3ではじめてデップーさんを見た身としてはなかなかの衝撃でした。ラストの「デッドプール キルズ デッドプール」はサイコパス傭兵として出発した時点の初期デッドプールと人気キャラとして昇華した最近のデッドプールの戦いと解釈。ホント、このシリーズはメタ展開がひどいｗ

2016/02/13

[ハッチ]

古典文学をぶっ壊せば、そこから影響を受けたはずのヒーロー達も消えてなくなるという、相変わらずのデッドプールらしいメタ的な発想の前半から、キルズシリーズの最後を飾る多次元のデッドプールを殺しまくる後半へと続く今作品！ 正直、ストーリー性は薄く、読み進めるのに非常に苦労した。展開もなにもあったもんじゃなく、それがデッドプールらしいと言えば言えるのだが…。個人的には、もうひと味欲しかったかなぁ！

2015/11/08