内容説明
主人公はあの栗原さん!!
『変な家』『変な絵』に続く、雨穴「変な」シリーズの集大成!
2015年、大学生の栗原は、意外な事実を知る。
彼の祖母が、正体不明の古地図を握りしめて、不審死を遂げたという。
その古地図には、7体の妖怪が描かれていた。
これはいったい何なのか。なぜ、祖母は死に際にこんなものを持っていたのか。
謎を探るため、栗原は旅に出る。
そこに待ち受けていたのは、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、潰れかけの民宿、因縁に満ちたトンネル、そして古地図に秘められた悲しい事実だった――。
祖母はなぜ死んだのか?
妖怪の正体は?
ホラー、ミステリー、サスペンス、冒険、青春、恋愛……
2024年書籍売り上げ1位! 雨穴が送る異形の王道小説。
あなたには、この「古地図」の謎が解けますか?
※イメージふくらむ「考察マップ」も収録。
※著者・雨穴による『沖上喜見子の手記』朗読動画付き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
397
「変な」シリーズ探偵役・栗原のいわばエピソード0。祖母の所持品だった地図に描かれた集落の調査に出かけ事件に巻き込まれる。過去の出来事を推理すると同時に、現在進行形で事件が発生するのは新しい趣向。常人には思いつかないアクロバティックな推論とややこじつけが過ぎるトリックはいつものことなのであまり気にしても仕方ないものの、それなら前作のようにもっといろんなパターンを見せてほしかったのが正直なところ。2025/11/05
読特
394
祖母が亡くなったときに手にしていた古地図。湖のある集落。外界に出るのを妨げるように聳える山。そこには妖怪が描かれている。探り当てたその場所で、鉄道事故が起きる。平行して流れる手記。殺人の告白。全てが最後につながる。極上のエンターテインメント。…怖さを疑似体験し、推理を楽しむ。読んで、何かを学べるわけではない。そんなものはなくてもよい。面白ければそれでよい。イラスト入りの説明。キーとなる場面の再掲。まとめのメモページ。高尚さよりもわかり易さ。伝わらなければ意味がない。この表現スタイルがもっと広がって欲しい。2025/12/30
うっちー
351
家、絵ほどオカルト感は少ないが、ミステリーとして面白かった2025/12/04
しんごろ
277
本の分厚さに怯んだけど、読めばあっという間。そういう意味では楽しめた。今までの“変なホニャララ”シリーズの中では一番読みやすかった。ただ、同じ資料が何度も出てくるので、そこがちょっとくどく感じたのと、沖上貴見子の手記は黒抜きが、おっさんの自分には読みづらかったかな。それにしても、栗原のすべてはお見通し的な推理力が、あいかわらず凄い。事件の真相が意外性があり、自分の予想の斜上をいった。古地図の謎は、そうきたかと思った。ある意味ユーモアを感じるオチだった。2026/08/08
のりすけ
266
変なシリーズ最新作。栗原さんがまだ青年だったころの話。ホラー色は少なくミステリ強め。というか宝探し感強め。画像も多いし読みやすいので本が苦手な方でも全然OK。読書間口を広めるのに一役買っている作家さん。栗原さん、映画のイメージで読んだら違う!ってなるので、雨穴さんがあの映画に対して怒ってらしたってのも嘘ではないのかもね。小説は小説で別の世界ですよ、っておっしゃりたいのかな、なんて勘ぐっちゃった。2026/03/15




