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内容説明
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ずっと大切に守りたいものとは?
ぼくの町にはおじいさんの散髪屋がある。
この町に住む人はみんな、入学式、卒業式、結婚式、どんなときもおじいさんに髪を切ってもらっている。だから、おじいさんは町の人のことをよく知っているんだ。
おじいさんの散髪屋は、町の人にとって大切な場所だ。
ある日、ぼくが散髪しに行くと、いつものようにおじいさんは、ぼくの話を聞きながら
シャキシャキ、シャキシャキ
ところが、散髪が終わりシャンプーが終わったのに、また、ケープをかけて、
シャキシャキ、シャキシャキ
おじいさんは、ニコニコと散髪を続けて、いくら止めてもやめてくれなかった。
どうしよう……。
ぼくは、どうなるかとドキドキしたけど嫌じゃなかった。
おじいさんには、ずっとずっと散髪屋を続けてほしいんだ。
町のみんなも、きっとそう願っている。
※この作品はカラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
41
2025年11月の新刊。おじいさんとばあさんがやっている町の散髪屋さんに、ぼくは通っている。ぼくのお父さんも子どものころから通っている。おじいさんは町の歴史を見てきた。戦争の時代も。地域にこのような人たちがいて、人々を見守ってくれていること・・・今、一番求められているのではないかと思った。くすのき しげのり さんは、どの作品でも大切なことをそっと教えてくれる。横須賀香さんの絵がとてもやさしく、ぬくもりがある。2025/12/24
ブルちゃん
36
また素敵な画家さんを見つけてしまった。素晴らしすぎます🥹横須賀さんの絵本を図書館検索したけど、全くないので、落ち着いたら、リクエストしたい!お話しの内容もとてもとても良かった。娘が、おこだでませんようにが好きらしいので、くすのきさんの本ももっと読んでみたい。2025/12/28
遠い日
6
散髪屋さんはあっても、こんなふうに町のみんながお世話になり、集うことのできる、いわば小さな社交場のような散髪屋さんは少なくなりましたね。どんな髪型も似合うように仕上げてくれる、全幅の信頼を置ける散髪屋さん。おじさん、おばさんがおじいさんとおばあさんになって、今度は町のみんながふたりを見守るようになった今。一抹の寂しさとともに、祈りのような気持ちでおじいさんとおばあさんの健康と幸せを願う。このぼくにとって、やさしさを学んだ大切な場所です。2025/12/04
たくさん
1
生涯現役っていうのは美談であります。だけれど、仕事以外の楽しみや誰かに任せる安心というのも考えていかねばなりません。2025/12/18




