出版社内容情報
人物や事件、概念、専門用語をトピックごとに解説。時間の流れ順に掲載しているため、通して読めば流れも分かる。グレゴリオ聖歌から二十世紀の映画音楽まで。「クラシック音楽」の学び直しに最適な1冊。
内容説明
音楽家たちはどのような社会・経済構造のなかで、音楽を生み出したのか。本のページの進行と大きな時間の流れとをほぼ一致させ、人物や事件、あるいは概念・専門用語といった99のトピックごとの一話完結スタイルで綴る。
目次
第1章 古代~ルネサンス
第2章 バロック
第3章 古典派
第4章 前期ロマン派
第5章 後期ロマン派
第6章 二十世紀
著者等紹介
中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社IPCで編集長を務めた後、1993年にアルファベータを設立し、2014年秋まで代表取締役編集長を務める。「カメラジャーナル」「クラシックジャーナル」を創刊、さらにはドイツ、アメリカ等の出版社と提携し音楽家や文学者の評伝や写真集等を編集・出版した。2007年からはクラシック音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガ等の分野で執筆活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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双海(ふたみ)
24
クラシックはおなかにいるときから聴いていたとは思うのだが(笑)、自分から求めて聴くようになったのは中学生のころから。体系的に聞いているわけではないため、曲名や作家名はあまり覚えていない・・・。ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」や、ベートーヴェンの「ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2 」(月光、第一楽章から通しで聴きたい)がとりわけ好み。フルートだとバッハ「管弦楽組曲第2番より”ポロネーズ” 」や、「フルートソナタ第2番 変ホ長調 BWV1031 第2楽章」(シチリアーノ)が好き。 2017/10/16
aloha0307
20
あんな/こんな事件があった、作曲家がいた...そしてその時あの名曲が生まれた をやさしく解説してくれる本書。音楽史も自然にアタマに入ってきます。注目したのは作曲家:テレマン 食卓の音楽 しか知らなかったけど、いま ”多数の楽器のための協奏曲”を聴いてます☺ カルケドンという変わった楽器が面白いな☺2018/05/19
めえめえ
16
古代から現代音楽まで偉大な音楽家の人物像を中心に書かれていました。私はクラオタと呼ばれる人たちに恐怖を感じていますが、この著者はクラシック以外にもたくさんの文化に精通されているようで、ちょっとフフフな話題もあり。いつまでも初心者の私に分かりやすく解説してくださっていました。2019/02/03
サーフ
15
ここ最近クラシックに興味を持った自分にとって最適の入門書だった。クラシックにまつわる人物や音楽用語について99項目でコンパクトにまとめられている。次どの作曲家の曲を聴こうかなと思った時のとっかかりにとても良い。専門的な用語もなく自分のようなまったくの初心者でもクラシックの魅力にふれることができる。2019/02/17
mahiro
15
クラシック音楽の歴史や有名音楽家達の生涯やエピソードをダイジェスト版を読む感じで楽しめる。もともと曲と言う物は残す為に作られるのではなくその場限りで消費される為に大量に作られて消えていったというのが成る程と思った。又題名も本人がつけたのではなく後に出版社が売るためにつけたのだと言う事も面白い。クラシック音楽を聞くときにその背景もちよっと知りたいと言う方にお勧め。ワーグナーは不道徳で国王の友情をいい事にバイエルンの国家財政を傾けたとんでもない人物と言うのが私には面白かった、傾国の作曲家とでも言うのかな?2018/04/29