ちくま文庫<br> 人間関係を半分降りる 増補版 ――気楽なつながりの作り方

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ちくま文庫
人間関係を半分降りる 増補版 ――気楽なつながりの作り方

  • 著者名:鶴見済【著者】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 筑摩書房(2025/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480440488

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内容説明

人間は醜い。だから少し離れてつながろう! 大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。友人、家族、恋人。人生で何より人間関係に悩んだ著者が血を流すように自らの体験を元に考え抜き、発見した、解放感のある具体的な解決策。文庫化にあたりその後の状況を増補した。 解説 鴻上尚史

目次

文庫版まえがき/まえがき/第1章 友人から一歩離れる/1 「人からどう思われるか」を基準に生きない/2 仲間はずしに従わない/3 友だちがいない時があってもいい/4 もうひとつ居場所を持つ/5 嫌な相手とは「心の距離」を置けばいい/6 「みんなとちょっと違う人」でいい/7 攻撃してくる相手に近づかない/8 友人は大勢いなくていい/9 どこにも通わなくても大丈夫/10 オンラインに期待しすぎない/11 ありのままでいられるグループを選ぶ/第2章 家族を開く/1 家族は寄りそわなくていい/2 子どもがいなくてもいい/3 家庭は開いたほうがいい/4 毒親もただの個人と思ってみる/5 家族の素晴らしいイメージにだまされない/6 家族は人間でなくてもいい/7 血のつながりにとらわれない/8 サードプレイスに逃げていい/9 家族とは一生離れ離れでもいい/第3章 恋人をゆるめる/1 そもそも恋愛をしなくていい/2 セックスも無理にしなくていい/3 けんかをしない相手を選ぶ/4 結婚はしすぎだった/5 若くなくても恋愛していい/6 一緒に住んでも近づきすぎない/7 別れてもいい/8 一対一でなくてもいい/9 相手はリアルでなくていい/第4章 こうすれば気楽になれる/1 「もうどうしようもない」とあきらめる/2 怒りは一晩寝てやりすごす/3 嫌な相手に意識を集中しない/4 「生きることは素晴らしい」から離れる/5 「誰がどうした」ばかり考えすぎない/6 「あなたはあなた、私は私」と割りきる/7 いいかげんになる/8 広い世界、長い時間を意識する/9 くだらないと笑い飛ばす/あとがき/文庫版補足1 本を出したあとのこと/文庫版補足2 兄の問題のその後/文庫版あとがき/解説 鴻上尚史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

17
著者初の文庫本。単行本は読んでいたが、文庫版補足2で「兄の問題のその後」について書かれているので捕捉を読むために購入。毒親とはいう言葉は有名になったが、毒兄、毒姉については未だ語られず言語化されない。 自分にとって「切実な問題」は些末なことでなく追求すべき価値があり、未だ語られてこなかった問題を露わにすることがある。自分にとって切実な問題を追及することは、どこかで他者、そして社会につながることでもある。 https://bookmeter.com/books/198485452025/09/06

カッパ

10
人間関係をうまくやれないのでタイトルに惹かれて読んだ。東大卒の完全自殺マニュアルの人の本だったのか。生きにくい人なのだと思う。心の距離をとる。無理に合わすことない。ということなんだと思った。孤独が真ん中というのは気に入った。良い関係じゃなくなったときにがたっときそう。対面のほうがよいのもよくわかる。2025/09/18

はるき

10
まず、タイトルに勇気付けられます。家族、仲間、同僚、ets…。相手が誰でも、自分にとっての心地よい距離を保ちたいものです。精神的にも物理的にも離れる。平和の第一歩、なんてね。2025/08/28

eyemu

9
子供や結婚について。 私は自分が異端だと思っていたけど、少し楽になった。 いつでも逃げることができる。 そう思って、今の最悪の人間関係を乗り切ろうと思えた。2025/10/21

totuboy

3
「完全自殺マニュアル」を書いた著者だからこそ言えることがある。私も同じ。家族や友人といった人間観関係が最近重い。自分の人生なんだからもっと楽しまなきゃ。でも、自分の親の世代から受け継がれてきた価値観が、今の私たちを苦しめる。特に今の40代半ばが読むと、この本は刺さる。古い価値観から逃れられないのは、その価値観に知らず知らずのうちに染まっている私たちなのかもしれない。2025/10/14

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