だれでもデザイン 未来をつくる教室

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だれでもデザイン 未来をつくる教室

  • 著者名:山中俊治【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 朝日出版社(2025/10発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784255012551

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内容説明

みんなのためのデザインから、一人ひとりのためのデザインへ。

偶然の出会いを大切に、隣の人の脳みそも借りて。
スケッチして、観察して、アイデアを伝え合う。

Suicaの改札機、美しい義足。
人間と新しい技術の関係を考えつづけてきたデザイナーが中高生に語る、
物づくりの根幹とこれから。
「才能とは無関係。誰もが身につけられる方法を話します」

・ささやかでも、誰かを確実にハッピーに
・まわりのものをよく見る(本当に見てる?)
・言語としてのスケッチは確実に上達する
・楕円が描ければ、人工物も、自然物もなんでも描ける!
・ものを作るために、作り方を発明する
・「誰も見たことがないもの」を描く
・アイデアが生まれる瞬間に触れる
・「うまくいかなさ」をいくつも発見する
・ウケなくてもくさっちゃダメ
・「ひとりのため」のデザインが未来を開く

人間がなにかを作ることの意味を、作りながら手で考える。
本書で、一緒に手を動かしながら、体感してみてください。

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一冊の本として授業全体を眺めてみると、あの時集まった中高校生たちは、一体なんの授業として受けとめたのだろうと、あらためて聞いてみたくなりました。物理や化学の授業のようであり、もちろん美術の時間もありますが、歴史的な話や企業の事例も少なくないので社会科の時間もあります。少なくとも彼らがここで学んだことが、大学入試の問題として提示される可能性はほとんどないでしょう。
でも実は、人間にとって普遍的なこと、誰もが少しばかり生きていくのが楽しくなる、そんな知恵のひとつを身につけてくれたはずだと私は思うのです。

授業はまず、身のまわりのものをよく見ることからはじめました。絵を描くことも観察の方法のひとつです。そして、今回、いちばん体感してほしかったことは、アイデアが生まれる瞬間に触れるということでした。実際に手を動かし、仲間と話し合いながら。既存のフレームに囚われず、好奇心のままに探索を進め、想像の羽を広げているうちに、ふとその瞬間は訪れました。
日常の些細な問題の発見からアイデアを得る。そこに新しい価値を見出し、形に落とし込み、人に伝え、一緒に完成させていく。この授業ではそういったデザイナーの営みの根幹を伝えようとしています。それは人間がなにかを生み出す時の普遍的な方法だと考えているからです。
(「はじめに」より)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

59
デザインという概念の広い言葉。その中で、工芸デザインを題材にしたワークショップが描かれていて、まるで、そこにいるような感じがする。ものの考え方にフォーカスすることで、工芸デザインに限らない考え方ができる。やはり、基本となるやり方(絵の描き方)、視点を置き方など参考になるし、それを基にすることで、ぶれずに済む。あとは、何度か眼にした言葉。10000時間。ここも忘れずに。2023/05/31

booklight

31
あぁ、いまでもこんな授業を受けたい。工業デザインの高校生に向けた体験授業。講師はカーデザインから義足までデザインする山中俊治。伝えたかったのは「アイデアの生まれる瞬間に触れる」ということで、デザインとは何か、を中心にスケッチの練習から入り、プレゼンまで行う。非常に実践的で、『右脳で描け』『観察スケッチ』などの応用、他人の頭を利用するブレストのコツ、合理性と気になる魅力、プレゼンは共感、なので確信のあるどや顔で、など惜しみなく自分の知恵を伝えている。『ささやかでも確実に誰かをハッピーに』するデザインはいい。2022/08/28

kuukazoo

12
2017年に高校生向けに行われた工業デザインについて4日間の体験学習の書籍化。著者を全く知らなかったが、JRのSuica、陸上選手用の義足、そして子どもの内部被曝測定用のベビースキャンをデザインした人だった。まずスケッチの仕方、デザインの講義、そしてマウス鍵ハモメトロノームなどを分解、部品やメカニズムをスケッチ。そこから新しい製品のアイデアをチームで出し、模型を作りプレゼンまでやるハードル高く密度の濃い内容。アイデアの出し方まとめ方、チームで何かを作る際のポイントなど「つくる」上で色々参考になる。良い本。2022/02/14

gotomegu

9
伝える道具としての絵の描き方。姿勢、直線、円、楕円。骨格からとらえる。これ美大受験の前に知りたかった!工業製品を分解してスケッチする。スケッチすることで観察力がつく。アップル製品のすごさを解説している部分もよかった。ネジの向き、線がない、台形じゃない。後半のアイデアについては、学生たちとのやりとりがとてもいい。認める。否定しない。明るい方向へ導くアドバイス。イメージする未来をつくりたかったら、それをデザインしたモノを作ればいい。そうすれば未来は実現する。2022/01/06

まこ

8
デザインはその機会がない。けど、何か閃いたら書き留めたり意見を言い合ったりするのは、読書や読書会に通じる。改めて改札口を見てみたら確かに斜めになってる。今はそれが当たり前だけど、どうやってそうしたのか。身近なモノでも変えていける何かがある?線引いたり丸書く課題をやってみて、いつもと違う筋肉使った。2022/03/23

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