私たちはなぜ法に従うのか――法と「正しさ」をめぐる3000年の世界史

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私たちはなぜ法に従うのか――法と「正しさ」をめぐる3000年の世界史

  • 著者名:白田秀彰【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 亜紀書房(2025/10発売)
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  • ISBN:9784750518732

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内容説明

 「悪法も法なり!」「強い者が正義!」にどう抗えばいいのか?
 古代ローマから、中世封建社会、絶対王政、そして近代国民国家から現代の管理社会まで。世界の法制史をハイスピードで駆け抜け、法と「正しさ」の機能的本質を明らかにする、タイパ抜群の法学講義!

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法ってそもそも、何なのだろうか
・私たちが従わざるを得ないもの?
・誰かが勝手に決めた決まり?
・社会のルール?
・紙に書かれた決まり?
・紛争解決の手段?
・説得の手段?

──素朴な疑問の答えを求めて、法制史3000年の物語を俯瞰する!

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〈「法」とは何かを私たちは知っているでしょうか。たとえば、法に善・悪はあるのでしょうか。あるいは、誤っていても不正でも法なのでしょうか。こうしたことを問いかけますと、たいていの人は答えられないと思います。というのは、「法や法律に従うべし」という規範を、私たちは強く刷り込まれているのに、肝心の法や法律(の成り立ち)については、(…)ほとんど学ぶことがないからです〉(本書より)

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【目次】
第1章 法とは何だろう:法の機能的分類
 1 はじめに
 2 私たちはなぜ法に従うのか
 3 「法とは何だろう」のまとめ

第2章 伝統と共同体:書かれ得ぬ法の時代
 1 なぜ法の歴史を学ぶのか?
 2 「法律」より前にも法はあったのか
 3 古代ローマの伝統的な法
 4 ゲルマンの共同体と法
 5 「伝統と共同体」のまとめ

第3章 伝統から法典へ:法の合理化はどのように生じるのか
 1 書かれたものとしての法の機能
 2 商業による法の一般化・合理化
 3 中世社会と衰退する法学
 4 理性のゆりかごとしてのカトリック教会
 5 拡大する都市の自由民
 6 「伝統から法典へ」のまとめ

第4章 競争から独占へ:絶対王政の成立
 1 集中的な権力はいかにして生じたのか
 2 帝政ローマ期の権力
 3 教皇 VS. 皇帝の競合
 4 中世封建制から絶対王政へ
 5 「競合から独占へ」のまとめ

第5章 理性と論理による統治:近代国民国家の誕生
 1 自然法論の逆襲 
 2 革命と法典:理性による統治から「啓蒙主義の帝国」へ
 3 歴史法学と近代国民国家
 4 「理性と論理による統治」のまとめ

終章 法のこれから:基本権の居場所
 1 日本への移植
 2 法のこれから

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

50
法律には、特定の目的のために作られた「ルール」と、慣習的に受け入れられた「ノーム(規範)」が混在し、「あるべき社会」と「現にある社会」の両側面を持つ。古代の土地売買で少年を殴打する儀式は、人間の記憶を記録媒体として利用した合理的な仕組み。法の合理化は、商業の発展による普遍的規範の探求と、広域宗教(キリスト教・イスラム教)の神学による論理的思考の発達が両輪となって推進された。印刷術は「書かれた法」の内容を客観的に確定させる手段となり、近代自然法論はデカルト哲学の影響下、理性に基づいた近代法学への転換を促した2025/10/26

H’s

1
It is written not only from the perspective of pure legal history but also from the surrounding social, cultural, and historical viewpoints, providing a multi-layered knowledge base.2025/12/05

YASU

1
ローマから近代西欧までの法制史。古代ローマ法、キリスト教、合理的権利概念などが絡みあって近代法学が形成された過程がよくわかる。そしてそれが明治維新後無理やり日本に輸入された経緯も。このわかり易さは、法制史の枠を超え大きく西洋史が適切に概説されているためだと感じた。人は正義を守りたいよりも、共同体に従属したいがゆえに法を守る。とすればいっそ、膨大な社会的慣習や人々の行動のデータを蓄積したAIが司法を担えばよいではないか。これはもはやSFの世界とはいえず、現実にそうなっていくかもね。2025/09/11

takao

1
ふむ2025/08/11

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