内容説明
トランプ2.0を機に世界秩序は急激に変わりつつある。協調から対立、自国のアイデンティティ再構築を目指す動きはロシアや中国も同様で、こうした歴史的変曲点は百年前、第一次大戦後の戦間期にも酷似する。戦後八十年のいま、政治家や政党はこぞって「保守」を掲げるが、社会の閉塞感は強まるばかりだ。混迷と不確実性の時代をこの国はどう乗り越えるのか――近代思想史を掘り下げ、令和日本への処方箋を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
軍縮地球市民shinshin
13
読みごたえが充分の時局評論集。人文系大学界隈では極めて珍しい「保守派」の研究者である。著者曰く、明治の富国強兵を令和版として復活すべきだとの見解である。日本は如何なる方向性を目指すのか、それを定めなければ暗中模索になってしまうと指摘する。なかなか鋭く参考になった。2025/12/28
Ryuya Matsumoto
8
〝保守”ってちゃんと勉強したことがなかったので、入門編としてこれが良かったのかどうか分かりません。もう少しいろいろ読んでみなければ。筆者の主張には賛同できたりできなかったり。そうやって自分で考えてみることが大切なのだと思います。2025/12/09
金吾庄左ェ門
7
結論だけ言うと、これからの日本人はいかにあるべきか?を問う内容です。精神の自由や決断力を持つ事には賛成ですが、保守主義に視点を奪われすぎて、新自由主義に否定的なのが気になりました。懐疑的・抑制的すぎてもうちょっと突っ走っても良かったのではないかなと思います。2025/11/24
企業研究職(微生物)
3
ずっと読みたかった先崎先生の本。個人主義の疲れによって保守回帰が起きている。保守というとイメージが湧かないが、行き過ぎた個人主義による敗者の無視、カネ基準の社会による人とのつながり=自分を定義づけるものの喪失を契機とした懐古主義みたいなものだろうか。都会で働いていて最近ぼんやり抱いている閉塞感は、競争社会で駒と化してアイデンティティを失いそうになっている状況を理解しつつも資本主義の下ではそうするしかない無力感から来ると考えている。2025/12/30
いつき 守
2
タイトルや帯から最近よくあるポピュリズム論のものかと思い、勝手なことを書いていればここで批判の感想でも書こうかと思っていたが、今の国際情勢の中での日本の有り様を問う一面できでない筆者の論を知ることのできる良質な著作であった。筆者の前著『国家の尊厳』も後日あらためて読んでみようと思う。 エッセー的な著書ということもあるが、参考文献がまとまっていないのが残念であった2025/11/26
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