内容説明
30年以上にわたって世界を旅してきた著者が、各国で出会った「食」を切り口に、旅の日々を綴った紀行短編集。中国、ロシア、ドイツ、メキシコ、トルコ、アメリカ、インド……味の記憶とともによみがえる旅の場面を、旅情豊かな文章で紡ぐ。
第6回「斎藤茂太賞」(『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』)受賞後第一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
16
自分にとっては、とても興味深い、面白い本だった。未知の土地、未知の人々、未知の食べ物、未知の習慣…読んですぐにイメージがわかず、しばらくじっと考えて、こんな風かな、と想像しながら、自分もその場にいるかの如く参加しながら読んだ。バター茶飲んでみたい、ラサ行ってみたい。本当に見知らぬ自分を見つけて色んな人が食べ物を恵んでくれるのだろうか?若い時分にこうした旅に出る勇気を持てた人達には尊敬の気持ちでいっぱいだ。素晴らしい本を書いてくれてありがとうと言いたい2023/04/21
tetsubun1000mg
13
インドを中心に中近東、ロシア、ドイツまでバスや電車などで、ゆっくりと移動して一カ月、半年、1年と時間をかけて現地を歩いて回る手法が新鮮な感じがする。 普通の名所や飲食リポートと違って、現地の人が良く入っている店を探しているのがいい。 特に現地の言葉を勉強して、地元の人と会話をしている様子が面白い。 筆者本人いわく「地べたを這い回って取材する」という考え方が伝わる。 筆者が食べたり、地元の人と片言の言葉で話している様子が目に浮かんでくるようだ。 表紙や冒頭のカラー画像もリアルで味がある映像。2022/11/16
マッキー
12
現地での食事を主軸にした旅行エッセイ。ラダックで食べる餃子、アラスカで食べる寿司、タイで食べたカオマンガイ・・・どれも美味しそう。食事がその時の旅の記憶を思い出させるというのは、大いにある。2022/11/06
むさみか
10
インド シーク教の総本山 黄金寺院内には「グル・カ・ランガル」という 無料食堂があって 礼節を守るものには 食事が配られるんですね 毎日10万食配るとか スケールが違うわ 著者は写真家でもあるので 冒頭にだけついている 写真も すごくいいんですよねぇ もっと写真も載せてほしかった2023/04/14
niz001
10
旅7割・食3割ってとこか。アラスカ寿司は食べてみたいなぁ。2022/11/25
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