文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

  • ISBN:9784801401624

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内容説明

※本書は2019年に刊行された『バズる文章教室』に加筆修正を施し、新たなコンセプトのもとで再編集したものです。

「伝わる文章」と「読まれる文章」は違う?

ニュースやSNS、メール、レビュー。
私たちは毎日、たくさんの文章を読んでいる。
…けれど、心に残る言葉はほんのわずか。
なぜ、特定の文章だけが記憶に残るのだろうか? 
その秘密は「文体」にあった!
本書は文芸評論家・三宅香帆が、「文体」という謎を読み解く一冊。
正しくてわかりやすいだけでは届かない、
「人の心を動かす言葉」の技術を、本や日常の言葉から探り出す。
文章がもっと好きになる、新しい「ライティング入門」。


【コンテンツ】

Chapter 1
惹きつける文体
・星野源の未熟力ーー問いを共有する
・森 外の寄添力ーー最初にしつこく「これは記憶だ」と伝える。 
・しいたけ.の誘引力ーー最初に意味不明な言葉を放り込む。 …など

Chapter 2
先を読みたくなる文体
・村上春樹の音感力ーー読みたくなるリズムを使う。
・司馬遼太郎の撮影力ーーカメラだけで書く。
・谷崎潤一郎の気分力ーー「どう感じているか」をくっつける。 …など

Chapter 3
説得力を生む文体
・秋元康の裏切力ーーオチでひっくりかえす。
・さくらももこの配慮力ーーオチを先に書いてしまう。
・こんまりの豪語力ーーアンチに対するフォローを入れておく。 …など

Chapter 4
記憶に残る文体
・俵万智の合図力ーーカタカナで注目させる。
・J・K・ローリングの超訳力ーー「引用言葉」を拡大解釈する。
・清少納言の音合わせ力ーー似た音でそろえる。 …など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

65
「文体のひみつ」とあるが、文体ではなく、レトリックの説明ばかり。文体とは、本来、書き手の思想や個性を体現するもので、表面的な修辞技法とは異なるもののはず。また、取り上げられている52人の例文も詰まらない駄文が多く、それを、事細かく解説されても、下手クソな手品の種明かしをクドクドと聞かされているような気持ちになる。5年前に三宅さんを初めて読んだ時は、本が好きでたまらない文学少女の登場に拍手喝采を送ったものだが、最近の三宅さんはどうもいけない。そもそも、最近のこの人の軽佻浮薄な「文体」が、全く膚に合わない。2026/01/07

Kanonlicht

40
最近各種メディアに出まくっている著者の本業(文芸評論家)である文章表現についての本。50人強の執筆者の文章から、その特徴と効果を解説する。文体によってこうも印象が変わる日本語ってやっぱり面白い。うまい文章を書く人の共通点は、ひとりよがりにならず読む人のことを考えることだとわかる。ここで紹介されているテクニックをすべて取り入れることは現実不可能なので、自分の文体にあった「これだったらできそう」というものをいくつか参考にするのがいい気がする。2026/01/06

のっち

16
☆☆☆ 本書は52の作家やインフルエンサーの文章を具体例に挙げつつ、書き手特有の文体について解説した1冊。一気に読んでしまうと、誰の文体がどの特徴かが混乱するので、事典のように使うと良いかも。抽象化してみると、ミステリ界の話になるが、ノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則という、ミステリを書く上でのルールを破ったものの中から傑作が生まれたという逸話にリンクした。つまり、読点の打ち方や、ですます調とである調の混同、また接続詞を省いたりなど、ある種国語的ルールを破ることにより、その書き手の独自性が生まれる。2025/12/17

九曜紋

13
ついこのあいだまで、文章読本の類で、私が師と仰いでいたのは齋藤孝氏だった。あまりにも多作の齋藤氏をフォローしきれず、この分野は手付かずの状態が続いていたのだが、その間隙を突いて現れたのが、本作の著者・三宅香帆氏である。大学教授を本業とする齋藤氏のアプローチが基本的に学問的、アカデミックであるのに対し、文芸評論家の三宅氏はサブカルチャーをも交え、現代の世相を取り込みつつ、硬軟両面からのアプローチをしてくれているのが親しみやすい。とにかくかなりの文章を読み込んでいて知識の抽斗も多い。今後の活躍に期待。2025/12/13

タッキー

9
新書のくせに分厚い。見れば315ページ。でも最近の推しの著者なので迷わず購入。惹きつける文体、先を読みたくなる文体など、多くの例が出てきます。一つひとつは、そうそうと納得するのですが、いかんせん分厚いだけあって、量が多く、とても実践できないと思うんですよね。と、70ページ付近まで読んで思いました。ここまで思ったところでふと、文体って結局、その人の性格だったり、個性が出るもんだよなぁと思いました。とはいえ、ここに書かれているテクニックを少しでも多く身に付ければ、もっと惹きつける感想になるのにぁと感じました。2026/01/04

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