ハーベン ハーバード大学法科大学院初の盲ろう女子学生の物語

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ハーベン ハーバード大学法科大学院初の盲ろう女子学生の物語

  • ISBN:9784750352091

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内容説明

ミレニアル世代のヘレン・ケラー、ハーベン・ギルマの驚くべき物語。
サハラ砂漠の灼熱の太陽の下での学校建設から氷山を登る体験、ホワイトハウスでのオバマ大統領との会見まで、障害を革新のチャンスと捉え、すべての人のアクセシビリティ向上をめざす弁護士として活躍する盲ろう女性・ハーベンのぞくぞくする体験をユーモアあふれる表現で綴った回想録。

『視界なき現代に盲ろう女性が放つ心のサーチライト。空前の回想録。』
福島 智(東京大学教授)氏推薦!

目次

読者の皆さんへ
序章
第1章 父が連れ去られた日――1995年夏 エチオピア アディスアベバ
第2章 道のりは始まったばかり――2000年秋 カリフォルニア州オークランド
第3章 戦争――2001年夏 エリトリア アスマラ
第4章 ばかげた性差別とばかげた雄牛――2001年夏 エリトリア アスマラ
第5章 旋律が奏でるヒント――2001年夏 エリトリア アスマラ
第6章 エンチャンテッド・ヒルズでダンス――2003年夏 カリフォルニア州ナパ
第7章 皿洗いでゴマすり――2003年秋 カリフォルニア州オークランド
第8章 砂漠で水合戦――2004年春 マリ ケグネ村
第9章 アフリカの夜に途方にくれる――2004年春 マリ ケグネ村
第10章 村に秘密を知られないように――2004年春 マリ ケグネ村
第11章 落下式便所――2004年春 マリ ケグネ村
第12章 愛の交錯する干渉を乗り越えて――2005年夏 カリフォルニア州オークランド
第13章 両親に読ませたくない1章――2006年夏 ルイジアナ州ラストン
第14章 誰も見ていないかのように遊べ――2006年夏 ルイジアナ州ラストン
第15章 盲目を積極的に捉えるポリシー――2006年夏 ルイジアナ州ラストン
第16章 唯一、信じられるおとぎ話――2006年秋 オレゴン州ポートランド
第17章 エイブリズムのこと、目を使わずにピーナツバター&ジェリーのサンドイッチを作ること――2006年秋 カリフォルニア州オークランド
第18章 決して、クマに背を向けて走り去るべからず――2006年秋 オレゴン州ポートランド
第19章 冷酷な真実をつきつけるアラスカ――2008年夏 アラスカ州ジュノー
第20章 地震を起こす、ちっちゃな犬――2009年夏 ニュージャージー州モリスタウン
第21章 氷山の上までついてくるほどの、愛――2010年冬 アラスカ州ジュノー
第22章 ハーバード大学法科大学院初の盲ろう学生――2010年秋 マサチューセッツ州ケンブリッジ
第23章 合法的に「ケリ入れてやった!」――2015年冬 バーモント州バーリントン
第24章 ホワイトハウスでのアメリカ障害者法記念式典――2015年夏 ワシントンDC
エピローグ――2018年秋 カリフォルニア州サンフランシスコ
障害者向けアクセシビリティを向上させるためのヒント
謝辞
訳者あとがき
著者・訳者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

81
ヘレン・ケラーが入学願書を出しても許可しなかったハーバード大学法科大学院に初の盲ろう女子学生として入学し、障害者権利擁護弁護士となったエリトリア系アメリカ人の回想録。ハーベンは学生のときに障害者のアクセシビリティに関する法的義務を怠ったとフードサービス会社に改善を求め、そこから法律と社会学を選び、障害をもつ人々が平等な機会を獲得するための活動に取り組むようになった。アメリカ障害者法(ADA)記念式典において当時のオバマ大統領とバイデン副大統領を紹介するパブリック・スピーキングも行っている。→2022/03/05

Yuri

18
普段は翻訳本はほとんど手に取らないのだが、不思議と惹き付けられ、迷わず表紙を開くに至った。 ノンフィクションだからこそ伝わる熱量やリアルな感情の動きがあって、「他人」の努力し 輝いている人の人生の一端に触れる機会に恵まれたことを嬉しく思う。まるで講演会を聴きに行っているかのような感覚になった。フィクション作品を読むのとは少し違うじわっと熱くなる読了感。2021/07/05

ドシル

11
盲ろう者の中でも弱視難聴の印象を受けた。 聴きにくい、見えにくいなかで努力し周囲の協力を得ながら、時には無理解や差別と闘い葛藤しながら学びを追求した記録だととらえた。 盲ろう者は多様ではあるが、1人の例として多くの人に知ってもらい、盲ろう者への理解の一助になればと思った。2022/06/13

やなぎ

4
ハーバード・ロースクール卒の弁護士、ハーベン・ギルマのエッセイ。目がほとんど見えない、耳がほとんど聞こえない、女性、アフリカ系アメリカ人。明石書店のHPでこの本を知ったとき、彼女の属性に私は惹かれた。作家の属性に惹かれて本を開くとき、どうしてもある固定された期待を抱いてしまう。私は本書に、当事者研究という要素を期待し、同時に、心のどこかで彼女の人間性に「触発」されることを期待していた。エッセイという形態は当事者研究とは少し違うあり方を私に示し、ハーベン氏は言葉を尽くして「触発」の問題を提起する。2021/07/13

gontoshi

2
なかなか良い本ですね。 障害も色々なレベルがあるのかなと思いますね。 印象に残ったのは「障害はそれ以上でも以下でも無い」と「知らないのを恐れるのではなく知るための研究と工夫と努力をして行く」です。2022/12/25

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