内容説明
大正の世、日本で発達した『煌花術式』という魔法は、もはや人々の生活にとけこむ技術となっていた。国が発展する一方、術式にまつわる犯罪や格差も増加する。それらによる歪みを追いかけているのが、警視庁術式捜査三課である――。三課に勤める警察官の篠原勇人は、『術者連続失踪事件』を追うなか、不可解な術式の痕跡を発見する。その先にいたのは、犯人らしき怪しげな人物と、見たこともない高度な術式を使う女性――鷹見瑠璃子だった。「犯人をおびき出した」という彼女はいったい…!? ふたりの出逢いが、事件を大きく動かしていく。果たしてたどり着く真実とは!? 大正×警察×異能ロマンタジー!!
目次
序幕 初雪の全能
第一幕 術式の痕跡
第二幕 銀灯館
第三幕 雨の残影
第四幕 宵に纏う
第五幕 舞踏会の夜
第六幕 惑いのワルツ、真実の兆し
幕間 香月周の述懐
第七幕 廃墟に響く子守歌
第八幕 魂の共鳴、決別の歌
終幕 細雪の調べ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
日本で発達した魔法『煌花術式』が、人々の生活にとけこむ技術となった大正時代。三課に勤める警察官の篠原勇人が、高等な技術を使う鷹見瑠璃子と出会う異能ロマンタジー。術者連続失踪事件を追うなかで瑠璃子に救われ、煌花術式を使った事件に対処する三課への協力を依頼する篠原。殉職した篠原の父と瑠璃子の師・久遠の関係や、煌花術式を使えることが特権階級と考える一派の存在が浮き彫りになる中で、篠原の過去も絡めながら、煌花術式が健全に使われる平等な世の中を目指すために、2人で因縁に決着をつけるその結末はなかなか良かったですね。2025/10/17
栗山いなり
8
術式という一種の魔法が日常に溶け込んでいる架空の大正時代を舞台に警察の勤めている勇人と術式の使い手・瑠璃子が帝都に潜む陰謀に挑む和風ファンタジー小説。ライト文芸ではあるんだがどこか最近の少年漫画的な要素を感じる作品だった。結構熱い作品だったと思う2025/11/03
七瀬 亜依香
0
無才の男前鈍感エリート×天才甘党メガネ術者、いいですねえ。お互いにこんなにも深く相手へと踏み込むのは初めてだ、と言わんばかりの不器用でもどかしい距離感もおいしいです。2026/02/12
有沢海兎
0
森りん先生 すごく好き ファンタジー系のお話がここ最近多くて、それもいい 愛を綴るのような作品もまた読みたい2026/02/08




