岩波ジュニア新書<br> 逃げ続けたら世界一周していました

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岩波ジュニア新書
逃げ続けたら世界一周していました

  • 著者名:白石あづさ【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 岩波書店(2025/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005010042

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内容説明

キューバでのぞいた秘密のパーティ,見知らぬ人たちから怒涛の親切を受けたイラン,なぜか刑務所に入ることになったナミビア…….子供の頃からどこかへ逃げたくて,大人になって世界を一周する旅に出た著者が,旅先で出会った印象的な人びとや,常識を揺さぶられた経験をひもとく,人生の「避難訓練」としての旅のすすめ.

目次

はじめに――「幸せの壺」より旅に出よう
1 日本の常識が崩壊!?
やりたいことは口に出していい
――パンツおばさんと鼻ピアス姉さん(アメリカ)
働かなくていい日は働かない
――カリブの島のポレポレおじさん(ベリーズ)
きっと,祈ってくれている
――囚人ダンスパーティin刑務所(ナミビア)
登頂よりも,楽しめたかい?
――晴れ,時々絶叫のキリマンジャロ登山(タンザニア)
2 中から見ると違う国?
独裁国家と秘密のパーティ
――話の長いカストロ議長とミニスカおばあちゃん(キューバ)
親切が押し寄せる「怖い国」
――もてなすことは当たり前?(イラン)
お腹がすいたら“どこでもレストラン”
――誰でもブラザー・シスターになる(スーダン)
本当の「カッコよさ」って何ですか?
――インド仏教を復興させた日本人(インド)
先入観を捨てて,カンペイ!!
――酔っ払いおじさんにロッカーおばさん(マレーシア,中国,韓国)
3 そして,日本再び
学園サバンナのミーアキャット
大学には入ったけれど――夜逃げ旅のはじまり
会社とイボと世界一周
あとがき――旅と夜逃げと私

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

28
心がしんどくなってどうしようもなくなった著者が現実世界から逃げて、独り海外を旅することで自身を再生させた記録。海外で得た気付きと行動、他者へのリスペクトが自身を成長させて行く。岩波ジュニア新書なので中高生が読者層だとは思いますが、お疲れモードの大人にもお勧めです。2025/10/16

じゃんけん

7
★★★★☆世界が驚くニッポンのお坊さんの流れより著者の本を読んでみました。 ・「逃げること」は悪くない、生きる工夫のひとつ ・ 頑張らないで生きる知恵もある ・ 「不安」は悪くない。 ・ 価値観は一つじゃない、世界にはいろんな生き方がある ・ “楽しめたかどうか”が人生の基準でいい ・ だらけることも、人生には必要 ・ “ぼっち”も悪くない、ひとりを楽しむ力 ・ 一期一会と笑顔の力 ただの「旅の記録」ではなく「逃げた先で見つけた、自分らしく生きるためのヒント」かな・・・😂😂😂😁😁😁 2025/12/23

アーク

3
旅がいろいろなことを教えてくれる、いい例となる本だな。著者は決してコミュ障ではないと思うし、だからこそ旅先で歓迎されたんだろうけれど、それでも女性が一人旅を続けるうちに成長していくし、世の中との折り合いをつけていく過程がよく分かる。辛い状況からは逃げてもいい、そうなんだよな。2025/11/20

oooともろー

3
生きづらい世の中から逃げるための旅。そこから学べたこと。日本とは違う価値観にふれること。鴨長明『方丈記』が出てくるとは!2025/10/26

Ninja

3
逃げ旅を、自分の中の最後の切り札に持っておく考え、いいですよね。キューバ行ってみたい♪2025/10/14

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