ダッシュエックス文庫DIGITAL 高校時代に傲慢だった女王様との同棲生活は意外と居心地が悪くない 4

著者名：ミソネタ・ドザえもん【著者】/ゆがー【イラスト】

集英社（2025/10発売）

• ISBN：9784086316231

内容説明

高校時代に「傲慢な女王様」と呼ばれていた林恵を、DV彼氏から匿うために、秘密の同棲生活を続けてきた大学生の山本。かつては不仲だった二人には次第に「家族」のような絆が生まれ、林の実家への帰省や父親との死別を通じて、二人の距離は大きく縮まり、特に林は山本への好意をハッキリと自覚するようになっていた。再び同棲することになった二人だったが、異性として山本を意識してしまう林は、どこか様子がおかしくて…!?　さらに山本に好意を寄せる高校時代の後輩・松尾と再会したことで、林はさらに悶々として…!?　そして2人が不仲になった文化祭の真実が明かされる…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

帰省や父親との死別に寄り添ってくれた山本との距離が大きく縮まった恵。再び同棲を始めた2人の変化を描く第4弾。2人には次第に家族のような絆が生まれつつある一方で、好意を自覚して逆に戸惑いを隠せなくなる恵。山本に好意を寄せる高校時代の後輩と再会して、母校の文化祭の一般公開化に助力する中、恵も絡む山本の過去エピが彼の人柄を浮き彫りになりましたけど、何より恵母を戦慄させた帰省エピソードは強烈なインパクトがありましたね。恵はもう山本がいないと生きていけない気がしてきましたが、最後の爆弾でますます面白くなりそうです。

2025/10/23

[たまご]

4巻にしてようやく林の山本への好意が明らかになり、今まで控えめだったラブコメ展開がようやく動き始めます。思っていたより大分林のポンコツ具合が酷かったけど、それはそれで良い。加速する林の想いとは裏腹に、山本の朴念仁ぶりが如何ともし難いけど。それでも今まで重たい展開続きだったので相対的に楽しく読めました。ただ、ラストの引きは…。これで続きが出ないとか流石に酷いので、責任もって5巻は出して欲しいですね。個人的に現行ラブコメ作品では最推しの部類に入る本作品。今後の展開にも期待大です。

2025/10/25

[れっちん]

元女王様で、現ポンコツ同居人の『林』。 元トラブルメーカーで、実はスペック高めのモテ男『山本』。 『林』が恋愛感情を自覚し始め、そしてその恋を見守るステージへ。 ラブコメ温度がぐんぐん上がっていく。 今回は、少しだけ『山本』の過去、そして『林』との軋轢。 その裏にある“真実”が描かれる。 山本のかっこよさが、もう本気で光ってた。 こういう主人公、マジで好きなのである。 そして――とんでもないヒキで終わる本巻。 5巻、緊急発売を強く望む。

2025/10/24

[MoriTomo]

前巻の展開を経て大きく距離が縮まった2人の恋愛模様が描かれ、同居の再開や後輩との再会によってさらに加速するラブコメ展開が楽しめました。 主人公を意識しすぎて挙動不審になるヒロインの言動が可愛らしく、誠実に向き合う主人公の良さも際立っていて、純情すぎるヒロインの心情描写が最高でした。 文化祭のエピソードでは、過去の真実が明かされる中で後輩の積極的なアプローチとヒロインの魅力が交錯し、見応えある展開に大満足でした。ラストで放たれた展開も印象的で、続きが気になって仕方ありません。

2025/10/29

[鰹よろし]

め、メスになってるー！！ 女王様が乙女になってノロけ出した・・・。そして遂に、そこに切り込むのか。こじ開けるのか。随分遠くに来ちまったもんだ（遠い目）。

2025/11/07