文春新書<br> 令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?

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文春新書
令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?

  • 著者名:鈴木宣弘【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2025/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166615094

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内容説明

先送りされてきた問題と解決への処方箋

いまも真っ只中の”令和の米騒動”。米価格の値上がりは政府備蓄米の放出、輸入拡大などでいったん沈静化したように見えつつも、市場への米供給が足りていないことが明白になった。温暖化による米の不作もその一因だが、より根深いのは長年にわたって推し進められてきた減反政策、アメリカからの米の輸入圧力を飲み、農家の収入不足、高齢化問題などに積極的な策を講じなかった農政の失敗という構造的な要因だ。

この数年でパンデミックを経て戦争が頻発し、インフレが問題になり、関税交渉の中でコメの輸入措置を飲むことにもなった。恒常化しつつある酷暑で米の不作が大きなリスクとなっている。農政の大きな転換ははかられるのか? 先送りされてきた日本人の主食・米をめぐる問題をどう着地させたらいいのか。
『食の戦争』がベストセラーとなった第一人者の著者による構造分析と緊急提言!

目次
第1章 米がない国、日本 令和の米騒動とは何か
第2章 コメ農家が消える日
第3章 クワトロショックの時代 世界情勢と日本農業の危機
第4章 戦後農政の落とし穴 自給率低下の構造
第5章 再生への道 自立した農と食を取り戻す

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

71
元農水省官僚で自分と同世代の著者が、現在の米不足・コメ高価格は生産調整のなれの果てと喝破したもの。毎度のかなり煽るような口調と、統計数値の紹介の際に、もう少しその条件とかを詳しく説明してもらいたいと思ったが、現政府や財務省あたりが食料安全保障という社会(国)の根幹をないがしろにしているという指摘は全く同感。本書で興味深かったのは、最後の方の地域の地産地消、自給の試みの事例紹介。著者も大きな期待を寄せて応援している。政府がダメならと言うだけでなく、こうした動きが食料に対する意識を高める意義を感じた。2026/04/16

イケメンつんちゃ

57
ミッドナイトベット 3月24日誕生日おめでとうございます 風邪をひいてる私をだいて ぼくにうつせと唇よせる あ~あ やっとこさやっとこさ たくさんのナイス たくさんの励まし ありがとうございます ぼくらの街のヒーローは 古古米古古米古古古米 現況 どっかの国の農林水産大臣並に 金曜日にも 石油もお米もデリカシーも無い 確かにありました お米を食べると馬鹿になる理論 モチのロンです あったあった 今も昔もとかくええ頃八兵エ なかなかね 危惧しても何も変わらない またとぼけて おしまい アメリカ村 宮川一朗太2026/03/24

1.3manen

40
鈴木教授からは、M高校の4年前に、パワポを提供してもらっていた。政経や現社で使うことがあるかと思ったので。中山間地域農業は、全国耕地面積、総農家数、産出額において、約4割(67頁)。肝心かなめな、日本農業の背骨だ。鈴木先生の試算によると、2035年の自給率は、コメ11%。野菜4%。鶏卵2%、など、軒並み1割を切る(87頁)。まだ生きていれば、こういう事態を経験するのか? そこで、「食料安全保障推進法」を制定して農業を救うことをご提案される(140頁~)。同じ苗字の、鈴木農相に、考えてもらいたい。2026/04/04

よっち

30
スーパーからコメが消え、過去最高の小売価格を記録した「令和の米騒動」。食料安全保障の第一人者が問題の構造と処方箋を提示する1冊。政府備蓄米の放出、輸入拡大によって事態は一時的に沈静化したものの、市場へのコメ供給が足りない構造的な要因にどう対処していくのか。生産調整政策の限界、低い米価による農家の疲弊、高齢化問題、パンデミックを経て戦争が頻発し、米関税交渉といった対外的な要因も絡んでいて、米欧州の保護政策についての知見や農家への直接支払制度、増産・備蓄やローカル自給圏の推進など様々な提言は参考になりました。2025/11/07

loanmeadime

18
うっかりするとニュースでやらなくなったら問題が終わった気になる迂闊な私ですが、お米の高値、何が原因かテレビ見ているだけじゃ良く判らないので読んでみました。一時言われたように、農協や中間業者に非があるわけではなく、インバウンド需要なども主な原因ではない。根本的には、コスト上昇など農業経営の逼迫度があって、それが、需給のバランスが少し崩れた時に影響を低減するだけの余裕を流通機構が持てない事態を生んでいる、という理解でよいのかな?農政の怠慢ばかりでなく、我々消費者の無知、無関心も改善する必要を感じました。2026/04/07

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