内容説明
「人生100年時代」とは、単身者が一気に増える時代。格差社会のさまざまな難題を整理し、単身者でも「ゆっくり、幸せに」長寿社会を生きられる国の制度設計と個人の思考法を、家族社会学の第一人者が提言。リスク社会から幸せの解を模索する挑戦の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
「人生100年時代」に誰もが避けられない、単身で生きる時間が長くなるリスク。前例もなければロールモデルもいない国民の4割が単身世帯を問い直す1冊。少ないパイを奪い合うなり単身世帯が増加する現代で、長寿がもたらす「介護」「孤独」「生きがい」といったリスクをに対応する社会のセーフティーネットをいかに作っていくのか。富の分配からリスクの分配になった時代だからこそ、個人が安心して再チャレンジできる社会や、60代のターニングポイント、長寿社会を考える上で収入」「仲間」「生きがい」あたりは確かに重要なポイントですね。2025/11/12
まゆまゆ
16
現在の日本社会で何もせずに幸せに生きることは難しい。100歳までゆっくりと幸せに生きるためには様々なリスクを考慮して新しいライフプランを立てることが重要と説く内容。経済の自由化から始まった社会の変遷は令和になっても未だにリスクを個人に押し付けようとする。結局今の社会が持続可能と言えないのは、日本の家族制度のあり方が持続可能ではないから、という点に行き着く。2025/11/17
ヨハネス
10
自分のような一人暮らし老人のことかと思ったが、結婚しない若者の話から始まったのは想定外だった。「シングルマザーは国が支援しないから性的サービス業が補っている」「闇バイトをするほど貧困な若者へも国の支援が不足」育児も介護もみな、欧州と比較して基本的視点が欠けているという問題提起はわかったが、それでは個人は「どう生きる」のが良いのか。あたしもベーシックインカムに賛成する。仲間と生きがいづくりは国がやることじゃないよね。2025/12/01
Taizo
7
「婚活」の言葉を世の中に生み出した山田教授。今回のテーマは単身リスク。4分の1が未婚の時代、結婚を前提とした社会制度の機能不全に対して警鐘を鳴らす。基本的には社会制度を設計する側への提言が多いが、個人ベースで見ても価値観の変容を迫るような記述が多い。例えば、「リセット」。従来の進学→仕事→引退、の単一的な人生プランではなく、65歳からの人生の再設計を促す。逆に言うと年齢はあまり関係ないのかもしれない。常に新しい可能性に対して開いた自分でありたい。2025/12/21
taverna77
3
平均寿命で81年も生きなくてはならない我々日本人男子。平均ということは、もっと長生きする可能性も高い。悔やむのは選んだ道ではなく、選ばなかった道。楽しく積極的に活路を見出したい。36.9%が非正規で生活を立てる時代、反実仮想をイメージしつつ、リスクをとって前に進みたい。国がフレキシキュリティを約束してくれるなど期待せず、54.9%を占める高齢者の生活保護率を鑑みつつ、娘から家族じまいをされてもなんとかやっていくしかない。とか考えているとやはり個人でできることって限られますね。山田昌弘氏の提言に賛成。2025/11/25
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