内容説明
経済・伝統の壊し手か? 救世主か?
第一章 美大に殺到する中国人、「夢」は日本永住
第二章 「我が子を東大に」、中国から教育移住の連鎖止まらず
第三章 「まるで中国」広がる経済圏 池袋、川口、千葉美浜まで
第四章 「中国」に染まる日本の繁華街、アキバ・上野・道頓堀
第五章 母国で「土地持てぬ」中国人、日本でリゾート買収攻勢
第六章 日本の伝統担う「中国」、京町家・寺社・酒蔵まで
第七章 翻弄される夕張、無法地帯の民泊経営
第八章 それぞれの決断、自由を求めて日本に生きる
終 章 ニッポン華僑100万人へ 備えはあるか
豊富なデータ分析・実名報道で移民問題に新たな光を当てるノンフィクション!
第2回国際文化会館ジャーナリズム大賞受賞連載に大幅加筆を施して書籍化。
「我々は、日本の中に今広がる『中国』を可視化し、そのコミュニティーで暮らす人たちが何を思い、
日本社会へどんな影響を与えているのかなど、冷静に分析することで、日本に不足する情報、
材料を補いたいと考えた。(中略)チャイナパワーは今、猛烈な勢いで日本の都市の風景、
生活、教育、伝統にまで影響を与え、浸透し始めている。」(はじめにより)
日本社会を動かす無数の中国人の物語――
日経取材チームが総力を挙げて提起、調査報道の真骨頂!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
140
新華僑と呼ばれる中国人が、今や韓国・朝鮮系をしのぐ数に達しているとは驚かされる。しかも従来の外国人は貧しい国から稼ぐために流入していたが、金持ちの中国人は日本へ投資する形で移住しているという。習近平政権の息の詰まる厳格な統制や、世界一とされる受験地獄から逃げ出しているらしい。しかも日本流を尊重せず中国流を貫くため、各所で揉め事を起こすのは過去の外国人問題と同じだ。危機感を覚える人もいるだろうが、彼らがいなければ地域が成り立たなくなった土地も多い。何とか時間をかけて中国系日本人として同化を促すしかないのか。2026/01/22
つちのこ
41
断片的には知っていたが、日本を席巻するチャイナパワーの現実がここまでひどいとは。日本人の生活を大きく変えてしまうほどのスピードと浸透力には冷や汗が出るほど驚かされた。留学にしろ、就労にしろ、その先にある永住権取得に繋がるビザ取得の緩和が100万人に届くほどの中国人在留者を生んだことは間違いない。家族滞在ビザを取って国を離れる根底には、日本への憧れ以上に中国共産党政権の圧力から逃避することが大きそうだが、日本がその受け皿になっていいのだろうか。不法民泊、白タク、地上げ、転売といった犯罪を取り締まることが⇒2026/02/15
kan
25
「潤日」で読んだ富裕層だけでなく、中国から庶民層も日本に押し寄せている現状について、要因がよく理解できた。中国の超競争社会への疲れ、圧力から逃れ自由な生活への渇望、日本のゆるゆるのビザ制度と永住権がキレイにハマっている。ずいぶんアメ横に行っていないが、最近はチャイナタウン化し、鮮魚店は年末だけ戻る話は衝撃だった。人口減少とはそういうことなのかと、恥ずかしながらようやく実感した。国力が下がり、従来の体制は維持できず、緩やかに縮む社会などという呑気な話ではない。日本社会は想像以上の速さで変化している。2026/03/10
まー
16
昨今移民問題が世界各国で報じられているのを見ているといずれ日本も同じ問題に悩まされるのは時間の問題なんだろうな 日本初の女性総理高市さんはどんな判断をするのだろうか2025/10/30
紫の煙
14
中国人が増えているのは、東京や大阪だけではない。理由もビジネスだけでなく、子供のために永住権を取得しようとしたり、中国経済の悪化に伴い、日本で職を求める人も多い。日本は移民を受け入れないとのイメージがあるが、この数字を見ると逆ではないのか。知らないことが多すぎる。2025/12/14




