内容説明
隠世のあやかしお宿「天神屋」に嫁入りした葵は、大女将見習いとして大旦那や仲間と賑やかに暮らしている。
天神屋の休業中、総出で現世へ社員旅行に行くことに!
しかし到着早々退魔師の襲撃を受ける。
しかもその人物は葵の祖父、史郎の式神を使役していて――!?
不穏な影がちらつく中、東京・京都・福岡を巡り大旦那と過ごす時間を楽しむ葵。
各地では思わぬ人々との邂逅も待っていた。
そして、旅の最後には大旦那念願のあることが――。
人とあやかしが紡いだ「これまで」が、「これから」を導く。
大団円のその先の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
荒川叶
39
久しぶりのあやかしお宿のお話。 懐かしい内容だった。 自分の武器を身につければどんな場所でも居場所を作り、そこにいる者と対等になれる。 自分の武器を身につける事はこれからの世の中を生きて行くうえでとても重要で自分を守るものにもなる気がする2026/01/07
ひさか
33
シリーズ13作目。旅行前夜、東京の夜、大旦那様と浅草観光、再会、裏祇園、狐か狸か、六道の辻の鬼嫁、津場木史郎の孫、幸せを望まれて、の9章構成にコミック版巻末書き下ろし5つの短編、あとがきを加えて2025年10月富士見L文庫刊。濃密な展開で、祖父のことなどは本編よりよくわかる記載があり、楽しめた。葵の母の話が気になるが、続編で明らかになるのだろう。楽しみ。2025/11/19
るぴん
26
天神屋の社員旅行編。懐かしい面々に会えたし、浅草の鬼嫁シリーズの登場人物との邂逅も楽しかったけれど、もう少し葵と大旦那様の新婚っぷりが見たかったなぁ。最後まで影の主役は津場木史郎だった。2025/10/19
はなりん
24
シリーズ13巻。天神屋の皆と現世へ社員旅行。東京では葵の母親と遭遇。自分を捨てた母親が幸せになっているのが許せない葵。現世に着いてから接触して来た廻は、葵の祖父史郎のもう一人の孫で、こちらも壮絶な生き方をして来た。孤独な廻にご飯を振る舞う葵。葵の現世での出会いと別れ。様々な感情に揺れ動く葵に寄り添う大旦那さんが優しく、素敵な夫婦になってきた。ラストは現世で史郎と暮らした家でサプライズの結婚式。天神屋や折尾屋の面々からの暖かい祝福に幸せいっぱいで心がポカポカ暖まりました。2026/01/24
よっち
24
天神屋で大女将見習いとして大旦那や仲間と賑やかに暮らす葵。天神屋の休業中、総出で現世へ社員旅行に行く第13弾。しかし到着早々、葵の祖父・史郎の式神・白龍&黒龍を使役して襲撃してきた黒髪の謎の退魔師の少年。不穏な影がちらつく中、東京・京都・福岡を巡り大旦那と過ごす時間を楽しむ葵が、生き別れの母と再会したり、伏見稲荷の狐に昔話を聞いたり、茨木真紀と出会ったり、姉の死を悔やむ同じ史郎の孫・廻に向き合う展開でしたけど、天神屋が居場所になった彼女は今幸せなんだな…としみじみと思えたその結末はなかなか良かったですね。2025/10/15
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