カウンセラーの選び方

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カウンセラーの選び方

  • ISBN:9784794980229

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内容説明

「日本のカウンセリングを真剣で、豊かなものにしてくれる本」(東畑開人)

よいカウンセラーを選び、成果の出る関係を築くには? シミントン先生は、ちょっと厳しいけれど、本当のことを教えてくれる。よい/わるいカウンセラーを見抜くためのチェック項目から、セッションにおいて注意すべきこと、カウンセリングの効果を測る基準まで、心理療法の権威がユーザーのために書き下ろした、忖度なしの直球ガイド。

「この本はクライエントであるあなたに向けて書かれています。これは行動をうながすための一冊です。ごまかしの治療に満足してはいけません。気を引き締め、カウンセラーに率直に意見をぶつけてください。時間や手間をかけてでも、自分に合ったカウンセラーを探す価値はあります。心理療法は長い時間と多くのお金を要するプロセスですから、ぜひ意味のあるものにしましょう。適切なカウンセラーを見つけるのはあなた自身です。本書はそのための道しるべとなるでしょう」(本書より)

【目次】
序文 東畑開人
はじめに 心理療法、爆発的に増加する
第1章 心理療法の目的
第2章 セラピーはどのように効くのか?
第3章 治療課題
第4章 どうしてセラピーは失敗するのか
第5章 不適格セラピスト
第6章 よいセラピストの定義
用語集
参考文献
訳者解説

装画:大塚砂織
ブックデザイン:岩瀬聡

著者:ネヴィル・シミントン(Neville Symington)
精神分析家。1937年ポルトガル生まれ、2019年没。英国の精神分析協会に所属し、精神分析の臨床と研究における世界的権威であるタヴィストック・クリニックで活躍した。その後オーストラリアへ移住し、オーストラリア精神分析協会の会長を務めるなど、同国の精神分析界を牽引した。分析家自身の内面のあり方や、ナルシシズム、スピリチュアリティと臨床の関係を探求する独創的な思索で知られる。主著に、本書の文献案内でも邦訳が紹介されている『分析の経験:フロイトから対象関係論へ』(創元社、2006年)、『ビオン臨床入門』(金剛出版、2003年)『精神分析とスピリチュアリティ』(創元社、2008年)など多数。

訳者:筒井亮太(つつい・りょうた)
香川県出身。関西大学大学院心理学研究科修了。臨床心理士。公認心理師。現在、たちメンタルクリニック・上本町心理臨床オフィス勤務。著書に『トラウマとの対話』(共編著:日本評論社、2023年)、訳書に『ドナルド・ウィニコット』(共監訳:誠信書房、2019年)、『R・D・レインと反精神医学の道』(共訳:日本評論社、2020年)、『精神分析における心的経験と技法問題』(単訳:金剛出版、2020年)、『アタッチメントと親子関係』(単訳:金剛出版、2021年)、『ハリー・スタック・サリヴァン入門』(共訳:創元社、2022年)、『アタッチメントとトラウマ臨床の原点』(単訳:誠信書房、2023年)、『アタッチメントと新規蒔き直し』(単訳:みすず書房、2023年)、『もうひとつの精神分析入門』(監訳:木立の文庫、2024年)、『心理療法は脳にどう作用するのか』(単訳:岩崎学術出版、2024年)、『トラウマと解離の文脈』(共訳:金剛出版、2025年)など。

序文:東畑開人(とうはた・かいと)
1983年生まれ。専門は臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。白金高輪カウンセリングルーム主宰。博士(教育学)・臨床心理士・公認心理師。著書に『野の医者は笑う:心の治療とは何か?』(誠信書房、2015年/文春文庫、2023年)、『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』(医学書院、2019年)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋、2021年)、『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房、2022年)、『雨の日の心理学』(KADOKAWA 、2024年)、『カウンセリングとは何か:変化するということ』(講談社現代新書、2025年)など。『居るのはつらいよ』で第19回(2019年)大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mana

88
図書館で斜め読み。よいカウンセラー(セラピスト)とは。そしてカウンセリングを受ける側の心構えとは。自分を変えるのだという気持ちを持って受けないといけない。それには見たくないものも見つめる必要がある。カウンセラー側は、深く関わっていく覚悟を持ち、単なる傾聴で終わらない。さらっと読んだだけなので、購入して改めて読みたい。2025/12/12

ちー

2
著者が精神分析家であることから少々偏りはある(よいセラピストは、アドバイスではなく解釈をする等)。しかし、初めの選び方として公的資格と訓練期間を確認するのは他の専門においても真っ当なこと。加えて「初回面接で気づきはあるか」「面接を継続するなかで考えや対人関係に変化はあるか」はCBTや他流派にも共通。 一方、たとえ“結託セラピスト”であっても本人のニーズがそこにあるのならそれもまたひとつだとは思う。セラピーの質とは如何に測るのか2025/10/16

hiro22534

1
カウンセリングあるいは心理療法(特に精神分析的アプローチ)を受けるクライエントが不適格なセラピストと適格なセラピストをどのような基準で判断すればよいのか?ということが示されている。クライエントに対して書かれたものではあるが、既にセラピストである者や心理師・心理士を目指そうとしている者は必読である。重要なのは、理解なき部分を理解しようとする勇気と責任である。2025/12/29

azu3

1
薄くてサラッと読める。これからカウンセラーを探す人は参考になる、かも? シミントン、だいぶ前に亡くなっていたのね。R.I.P2025/12/18

Go Extreme

1
患者が受け身でいることを拒否 心理療法の爆発的増加 実践の基準は犠牲にされている 自分自身についての真実に直面 より本物のより自由な生き方 ナルシシズムをすべての精神病理の中核 生命を与えるものを拒絶 セラピストと患者の間の真の出会い 人間と人間としての本物の接触 アナリストの自由な行為 内的に創造・統一された存在感 治りたいと同時に治ることを憎む 不適切・自己陶酔的なセラピスト 真の感情的接触を作る能力 治療同盟の質 患者の積極的な役割 自分自身の治療の共同創造者 患者のエージェンシーと責任を再中心化2025/11/17

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