内容説明
1991年、読売新聞社のトップに上り詰めた渡辺は、前代未聞のスケールで日本社会に影響を与えていく。読売紙上での憲法改正試案の発表、「自自連立」「大連立」をめぐる政局への関与、球界再編での「たかが選手」発言……。権力の中枢における自身の行動とその真意を克明に語る。NHK番組に大幅加筆した書籍化第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
今日(2026/02/08)読むのに相応しすぎる本だった。放送が2021年で昭和編刊行が2023年。出すタイミングを伺っていたとしか思えませんが、期せずして平成の政治(そして昭和からこびり付いていたもの)が終わるタイミングなのでこれ以上もないでしょう。という風に、渡邉恒雄の話よりも野球話を除いて政治の話がメインとなっています。それが偉くなってしまったということが共に成長ではなく教えることになってしまった者の定めなのでしょう。回顧録や昭和編に比べてだいぶ優先度は低めか。2026/02/08
MF1960
1
渡辺が気付いていないのは、言論の中でも活字メディアの勢いが落ちてくる時代になり、映像メディアに取って代わられていく。この映像メディアの時代が渡邊さんには分からなかった。政治があくまで国民をリードしていく姿が、彼が目指しているところですからね。2026/03/13
バーニング
1
2001年の小泉政権誕生が一つのキーになっているという竹中治堅の指摘があるが、今思うと小泉ブームは現代の「動画の時代」とワンフレーズポリティクスを先取りしていることがわかるし、物書きの一人として文章が言論にこだわり続けたナベツネが時代の波を掴めなくなっていく時代だということもわかる。だから90年代後半の自自連立では役割を果たしたが、ゼロ年代後半福田政権期の大連立構想では大失敗をすることにも繋がっているようにおもえた。プロ野球再編問題もそうで、時代から取り残されて老害化する時代がつぶさに記述されている。2026/01/12
ヤエガシ
0
平成期の渡辺主筆のお話。 昭和の頃から、自身でやるべきと思ったことを新聞紙面で書きつつ、水面下で有力者を動かして実現してきた渡辺氏が、平成になると経営者や球団オーナーとして目立つ立場になったことで、きめ細かく手を打つことができず、調整が粗くなり、結果として自民党と民主党の大連立構想などの仕掛けが上手くいかなくなったというのは、とても勉強になりました。 計画以上に、誰がどう動くかって大事。2026/02/21
Tak
0
昭和編から続けて読みましたが昭和編よりは裏話的なものが増えて来ているかも たかが選手発言の裏話や連立の話、小泉純一郎への考えなどは中々面白かったです。2025/11/18




