内容説明
40億年前にDNAが誕生し、ニューロンが発生して脳になり、やがて人間の脳が言語を発明する……生命の壮大な歴史を、AIの最新の研究成果と比較しながら辿り直し、5つのブレイクスルーが知性を発展させてきたことを解き明かす。そして今、「第6のブレイクスルー」が目前に迫る――。異能のAI起業家が到達した「必然的ビジョン」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mim42
20
生命・神経・脳・知性の進化について、これまでの知見を横串に貫く本を探していたが、本書はまさにドンピシャ。著者の「その道のスペシャリストというわけではないが、無関係な素人でもない」という立ち位置も絶妙な視点を与えている。本書では、40億年の生命史を「操縦」から「強化」「シミュレーション」「メンタライジング」を経て「発話」に至る5段階の知性獲得プロセスとして体系化。脳機能は入れ子構造で進化。DNA主導の生物学的進化と、言語獲得後の爆発的な文化的進化の二幕。現代AIの課題たる他者理解や意識の起源にも示唆的。2025/12/16
ossan12345
19
門外漢には難解な書と想定して読んだが、翻訳が優れているのか意外にも平易な表現で読みやすい。AIは何を変えるのか、というよりは地球誕生以降の知性の歴史を丁寧に辿る内容で、AIや未来を知りたいならユドコウスキー氏の著作などを読んだ方がいいかもしれない(悲観的過ぎるけど)。知性の生い立ちを知れば知るほど、AIに代替できない部分が多いと感じる一方、ヒトの知性とは無関係にAIがそれを乗り越えたその先に、クリップ無間地獄があるとすれば恐ろしい。AI Alignmentがどう設計され、機能するのか、結果は間もなく判る。2026/07/17
yutaro13
18
人間の知性の進化を、AI研究と結びつけながら描く壮大な一冊。知性の発達を「操縦」「強化」「シミュレーション」「メンタライジング」「発話」という5つのブレークスルーで整理する構成は非常に刺激的だった。内容は濃いが翻訳もこなれていて読みやすい。邦題は『知性の未来』だが、原題は『A Brief History of Intelligence』。AIの未来予測というより、人類がいかに現在の知性を獲得してきたのかをたどる“知性の歴史”が本書の主題。AIブームの今、人間の知性とは何かを改めて考える良い機会になる。2026/08/01
izw
5
図書館から借りた本だが、2章まで読んだところで返却することになった。知性が発展するための5つのブレークスルーのうち、「操縦」と「強化」まで読んだ。蔵書3件に対し、予約が43。いつになったら続きを読めるだろう? 今月は読みかけで返却せざるを得なかった本がこれで3冊目。2026/03/28
Hiroki Nishizumi
2
生物の進化の過程を分析し、AIへの適用を考える。内容は濃いが、エッセンスとしては予想された通りの印象だった。2026/07/11




