その針がさすのは

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その針がさすのは

  • 著者名:羽田圭介【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 新潮社(2025/11発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103361138

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内容説明

僕が住む中野は再開発の真っ最中だ。サンプラザが閉館し、高層マンションの建設が進んでいる。そんなこの街が戦前、満州国と電信ケーブルで繋がっていたらしい。不妊治療手術を受けた僕は、断絶した歴史と接続してしまったのだろうか――。芥川賞作家の想像力が、中野区を舞台に爆発する。第2回東京中野文学賞大賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
羽田 圭介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、第2回東京中野文学賞大賞受賞作、中野リアル不妊治療妄想小説でした。 https://nakano-story.jp/ 最後に、サプライズが欲しかった気がします。 https://www.shinchosha.co.jp/book/336113/2025/12/14

優希

49
第2回東京中野文学賞大賞受賞作。再開発真っ最中の中野。戦前は満州国と電信ケーブルで繋がっていたという発想はどこから出るのでしょう。ボン・ジョヴィの曲が流れる中、不妊手術を受けた「僕」は断絶していた歴史と繋がってしまったのでしょうか。時空の歪み、記憶の交錯、魂を吸い寄せる時計といったガジェットが中野区を舞台に爆発しているように感じました。まさに羽田さんの真骨頂と言っても良いでしょう。面白かったです。2025/12/08

ぽてち

30
主人公は30代後半の僕(毅志)。夫婦で不妊治療中で、原因の1つかもしれない精索静脈瘤の手術シーンから本書は始まる。多分、メインのストーリーはここ(不妊治療)にあるのだが、中野という土地についての現在・過去・未来、音楽、交友関係など、あっちこっちに話は飛ぶ。まとまりがないといえばそうだが、読んでいてそれが妙に心地よい。後半にかけての盛り上がり(ドタバタ)は意表を突かれた。人と自分の距離感が裏(?)テーマなのかな。芥川賞作家に対して失礼だが、これまで読んだ羽田さんの作品の中で一番純文学っぽかった。2026/02/27

rosetta

26
★★★★☆18歳でデビューしたこの作家さんももう41歳かぁ。長年中野に住み夫婦で妊活に励む38歳の主人公。かつてはバイクやギターに打ち込んで来たこともあったが今ではすっかり落ち着いている。そんな男の淡々とした日常。ブロードウェイの地下のスーパーで買物をしたり、四季の森のイベントに出かけたり、学生時代からの友人と連絡が取れなくなったり。取り壊されるサンプラザに日常の変化を象徴させているのだろうか。大きな事件があるわけではない。ただ作者の視線とか口調とかが自分にはすごく相性がいいみたいで読んでいて心地よい。2026/03/08

24
なんとか読了したけど、読解力の乏しい自分には難しかった。ただ不妊治療の結果妊娠に至った夫婦がこの先無事出産を迎え、無事親になれたら良いなと思った。2026/01/19

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