内容説明
地球に巨大な宇宙船が不時着。ウサ耳しっぽなモフモ星人が日本にやってきて、はや30年。銀髪の少女、ルーフェニッピカランニュ・ファーミィ(通称ルー)は、どこか寂しそうに地球で暮らしていた。
そんな『ぼっち』な彼女に気づいた高1少女、花宮陽奈乃は『手作り宇宙船』で、遥か彼方にあるルーの故郷に手紙を届けることを思いつく。もちろん技術も予算もゼロ……でも情熱は無限大! 科学に詳しい天北宙理、頼れる生徒会長の御船真帆に声をかけ、少女たちだけの宇宙開発『コードネーム:マカロン』が始まる!
涙も笑顔も一緒に分け合いながら、今日もまた少女たちは星を目指す。
これはきっと宇宙に届く、私たちだけの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
39
まる読み10分にて読了。宇宙と可愛さを乗せて。挿絵担当の影響か話、キャラ、ある意味モフフ星人の文化可愛さのっけもり(特に食べ物の個性)。多分これきらら漫画小説化しましたと言ったら普通に騙されるひとは多分いると思う。2025/11/30
よっち
23
ウサ耳しっぽなモフモ星人が日本にやってきて30年。どこか寂しそうに地球で暮らしていた銀髪の少女ルーが、元気な少女・花宮陽奈乃と出会う青春SF小説。ルーの孤独と密かな願いに気づいて『手作り宇宙船』で、彼女の故郷に手紙を届けることを思いつく陽奈乃。技術も予算もゼロから始まった計画は、科学に詳しい天北宙理、頼れる生徒会長の御船真帆も巻き込みながら同好会を立ち上げて、周囲の助けも借りながら文化祭で協力して資金集めをしたり、みんなでモフモ星のことを知ったり、絆を深めながら目標に邁進していくなかなか素敵な物語でした。2025/10/12
イシカミハサミ
13
地球に巨大な宇宙船が不時着。 ウサ耳しっぽなモフモ星人が日本にやってきて、はや30年――。 ともだちがいない宇宙人。 コミュ力お化けの地球人。 少女たちだけの宇宙開発。 『コードネーム:マカロン』 イラストからもわかるけれど、 ノリはだいぶ若年層向けではある。 でもそこは牧野圭祐×宇宙。 しっかり締めるところを締めてくれるので、 読んでよかったと思える作品。2025/11/03
ほたる
13
宇宙船制作の変な部活の日常モノ。ゆるりとやさしいストーリーなところが良かったなと思う。活動を通してヒトと関わっていくことは、毎日が楽しいものに変わっていく。何か目標に対してみんなで向かっていく、にぎやかに動き回る日々はきっと愛おしいものだろう。2025/10/11
サキイカスルメ
12
キュート!かわいくてキラキラでハッピーな少女たちの想いを宇宙へ届けるファンタジー。明るいお菓子大好きっ子、引っ込み思案なモフモ星人、厨二入ってる天才肌、しっかりものの生徒会長、4人のバランスが、とてもよくてずっと楽しかったです。宇宙を目指すキッカケになったルーちゃんが抱える違う星で生まれ育ったことへの違和感や寂しさ、それに寄り添い続けた主人公の友情もよかったです。2025/10/17
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