内容説明
100万人が殺されたあの時から30年―
いまも裁かれぬ加害者たちを追い続ける一組の夫婦がいた。
新たな証言を探し求め、埋もれた真実に迫り、放置された罪を問い直す……執念の追跡が照らし出す、分断の果ての惨劇、その現在地。
ルワンダ虐殺の「その後」に迫る、フランスのノンフィクション・グラフィック・ノベル
序文 ガエル・ファイユ(『ちいさな国で』小説家、ラッパー)
【あらすじ】
1994年、わずか100日間に100万人以上が殺された「ルワンダ虐殺」―家族がその犠牲となったダフロザ・ゴティエは、フランスで暮らす中、加害者たちがフランスに逃れてきている現実を知る。
正義を求めて立ち上がった彼女と夫アランは、20年以上かけて証言を集め、国外逃亡した虐殺者たちに法の裁きを受けさせようと奔走する―。