ハヤカワ文庫SF<br> 侵蝕列車

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ハヤカワ文庫SF
侵蝕列車

  • ISBN:9784150124946

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内容説明

変異する悪夢の地を列車は走る──新鋭の第一長篇

1899年、北京発モスクワ行きの列車に乗りこんだ偽名の女マリヤ。異形の〈荒れ地〉と化したシベリアで列車に謎の少女が現れるが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sugsyu

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 異界と化した荒野を突っ切るシベリア鉄道!群像劇の要素が濃く、列車内で生まれ育った「列車の子」たるヒロイン始め、閉鎖空間で錯綜する人間模様に読み味がある。ただ、そのせいで肝心の「異界」の描写が薄目なのは失点で、あと2倍ページを増やしてその辺りを埋めてくれていたら、結末の展開にももっと説得力が出たのではないか。題名から「殲滅領域」的方向性を予測していたので、思い切り楽観的な結末には意外性はあったが。2025/10/10

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