現代スピリチュアリティ文化論――ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで

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現代スピリチュアリティ文化論――ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで

  • 著者名:伊藤雅之【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 明石書店(2025/10発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
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  • ISBN:9784750352640

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内容説明

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島薗進氏ご推薦

21世紀の新たな聖性の探究に迫る。
現場からの宗教論の新地平。

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ヨーガやマインドフルネス、ポジティブ心理学等の現代スピリチュアリティ文化は、宗教の枠を超えて、医療、教育、ビジネス、娯楽等、世界の様々な領域に爆発的に浸透している。私たちはなぜ幸せを求めるのかを新たな視点で読み解く。

目次

はじめに
第一部 現代スピリチュアリティ文化の理論と研究アプローチ
第一章 現代スピリチュアリティ文化の歴史と現在――対抗文化から主流文化へ
1 グローバル化とスピリチュアリティ文化の広がり
2 データで見る宗教とスピリチュアリティへの人びとの関心
3 スピリチュアリティ文化とは何か?
4 スピリチュアリティ文化の変遷Ⅰ(一九六〇年代から九〇年代前半)
5 スピリチュアリティ文化の変遷Ⅱ(一九九〇年代後半から二〇二〇年まで)
6 現代スピリチュアリティと「宗教」概念の再考
第二章 二一世紀西ヨーロッパでの世俗化と再聖化――イギリスのスピリチュアリティ論争の現在
1 社会学における「宗教」の位置づけ
2 一九六〇年代以降の世俗化論の成立と展開
3 イギリスの世俗化論争
4 宗教の世俗化と社会の再聖化
第三章 現代宗教研究の諸問題――オウム真理教とそれ以後
1 はじめに
2 日本の宗教学とオウム事件
3 「宗教」イメージの再考
4 研究対象とのかかわり方の問題性
5 研究者の社会的立場性への自覚
6 おわりに
第二部 現代幸福論とスピリチュアリティ文化の諸相
第四章 マインドフルネスと現代幸福論の展開
1 幸福論の過去と現在
2 世界幸福度地図の作成と幸福経済の確立
3 一九六〇年代以降のマインドフルネスの広がり
4 現代幸福論と新しいスピリチュアリティ文化のゆくえ
第五章 現代マインドフルネス・ムーブメントの功罪――伝統仏教からの離脱とその評価をめぐって
1 マインドフルネス・ムーブメントの到来
2 マインドフルネスの起源と発展
3 仏教の断片化、あるいは再文脈化
4 仏教の革新性と社会適合
5 薄れゆく宗教・スピリチュアリティ・科学の境界
第六章 グローバル文化としてのヨーガとその歴史的展開
1 持続的幸福とヨーガの結合
2 近代ヨーガから現代体操ヨーガの発展へ
3 日本におけるヨーガの展開
4 現代スピリチュアリティ文化と現代ヨーガの相互連関
第七章 「スピリチュアルな探求」としての現代体操ヨーガ
1 現代ヨーガのグローバルな展開
2 古典ヨーガからハタ・ヨーガへ
3 現代ヨーガのスピリチュアル化
4 アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガにおけるスピリチュアル化の実際
5 ヨーガ実践者の世界観の変容
6 現代ヨーガを通じてのスピリチュアリティの創出
第三部 スピリチュアリティ文化の開かれた地平
第八章 ポジティブ心理学と現代スピリチュアリティ文化
1 心理学とスピリチュアリティ文化のかかわり
2 ポジティブ心理学の誕生と発展
3 ポジティブ心理学における美徳研究
4 ポジティブ心理学による介入調査の事例
5 科学性をまとったスピリチュアリティ文化の発展
第九章 人間崇拝の宗教としてのヒューマニズム――ヒューマニストUKの活動を手がかりとして
1 生命の尊さの意味基盤をもとめて
2 ヒューマニズムの誕生と発展
3 イギリスでのヒューマニズム関連活動
4 人間崇拝の宗教
5 二一世紀の生命観の課題と展望
第一〇章 「自己」論へのアプローチ――エックハルト・トールとネオ・アドヴァイタ・ムーブメント
1 一九六〇年代以降の現代スピリチュアリティ文化
2 エックハルト・トールのプロフィールと活動
3 エックハルト・トールの思想
4 ネオ・アドヴァイタ・ムーブメントの展開
5 「自己の聖性」神話の終焉?
おわりに
初出一覧
参考・引用文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

14
元々、同じような意味で用いられていた宗教とスピリチュアリティが区分され始めた20世紀後半から現代。宗教は組織や儀礼、権威を伴うものとされ、一方のスピリチュアルは個人的に聖性と繋がろうとする動きと定義する。加えて現代では科学的な裏付けを主張することも多い。その流れをマインドフルネスやヨガ、ポジティブ心理学に非二元論といった個々の事例も元に論じていく。第九章ではヒューマニズムを扱い、宗教としての人間至上主義を論じたハラリの引用もされていたが、現代スピリチュアルはある意味人間至上主義の派生と言えるように感じる。2025/06/26

しゅん

12
ジャケットにうさん臭さを感じるものの、文章は堅実な論文集。「スピリチュアルだが宗教的ではない」という規定の人々がヨーロッパと北米で増えている。宗教とは異なる現代スピリチュアリティの在り方を、ヨガやポジティブ心理学との関係から素描していく。今のエクササイズ的なヨガは古典ヨガのルーツから切り離されており、むしろヨガの肉体行使的な部分と西洋の近代体操からの流れの融合として成り立っている。日本に関しては、オウム事件以降に宗教学が客観性を担保できない場になった話を、学者たちの聞き込みから描いている。2022/05/28

うちこ

9
この本ではスピリチュアリティについて、アメリカやドイツに加えてイギリスでの論じられ方も知ることができました。 イギリスでは宗教的価値観の減退を補完するかのように「ヒューマニズム」に注目する流れがあるそうで、なるほどそういうバランスの取り方をするのかと興味深く読みました。 この本は日本語化されていない論文から著者のフィールドワークまで、多くの情報を元に書かれています。 わたしが手元に持っていながら読み進められない本の背景が見えたのも収穫でした。2025/09/09

Go Extreme

4
現代スピリチュアリティ文化の理論と研究アプローチ: 歴史と現在 21世紀西ヨーロッパでの世俗化と再聖化 現代宗教研究の諸問題 現代幸福論とスピリチュアリティ文化の諸相: マインドフルネスと現代幸福論の展開 現代マインドフルネス・ムーブメントの功罪 グローバル文化としてのヨーガとその歴史的展開 スピリチュアルな探」としての現代体操ヨーガ スピリチュアリティ文化の開かれた地平: ポジティブ心理学と現代スピリチュアリティ文化 人間崇拝の宗教としてのヒューマニズム 「自己」論へのアプローチ2021/11/04

るい

2
スピリチュアルに興味があったので、このように学問的に体系立てて説明してもらえると、とても勉強になった。マインドフルネス・ムーブメントはそんなに前からあったのかということは驚きだったし、それと宗教とが混同されているという現実もよくわかった。私自身は、筆者の言うとおりの、2010年代の神社巡りを始めとするスピリチュアルブーム、そして2020年代のこのマインドフルネスブームにも見事に乗っているので、うなずく部分が多かった。2022/08/16

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