リミナルスペース

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リミナルスペース

  • 著者名:ALT236【著】/佐野ゆか【訳】
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • フィルムアート社(2025/10発売)
  • 寒さに負けない!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/15)
  • ポイント 1,020pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845924004

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

新しいインターネット美学、〈リミナルスペース〉のすべて。
その誕生の過程と影響を、膨大なビジュアルとともに体系的に掘り下げる初の書籍、待望の翻訳!

人の気配のない出入り口や階段、長い廊下、古びたホテルのロビー、寂れたショッピングモール、無機質な地下鉄の駅……。
こうした日常で目にする光景の中に、不穏さと不気味さ、そして抗いがたい魅力を見出す「リミナルスペース」は、インターネットを中心に爆発的に広がった、2020年代を代表する美学的ミームです。

例えば、社会現象となったウォーキングシミュレーターゲーム『8番出口』は、リミナルスペース的な世界観の代表的な作品と言えるでしょう。
本書で取り上げるのは、映画『シャイニング』のかの有名な長い廊下、インターネット怪談の「バックルーム」、ヴェイパーウェイヴ音楽、ブルータリズム様式の巨大建築、さらにはマグリットの絵画など。時代や分野を縦横無尽に横断しながら、リミナルスペースの美学はそこかしこに息づいています。
リミナルスペースが引き起こすのは、ただの不安な感情ではありません。
人々の記憶と想像力に深く共鳴し、心の奥底にまで響く感覚を呼び覚ますのです。

リミナルスペースの何が怖いのか?
なぜ私たちはリミナルスペースに魅了されるのか?
新しい「不安と恐怖の美学」の誕生の過程とその影響を徹底的に掘り下げる、リミナルスペース“解体新書”。

この一冊を手に取ることで、あなたの周りに潜む「異質な空間」の恐怖と魅力を、新たな視点で再発見することができるでしょう。日常の中に潜む非日常を感じたい方、アートや映画、ゲームに興味がある方にとって、必読の一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

138
怖いもの見たさで読みました。恐怖と美学は結びつかない気がしますが、本書の写真自体では、怖さを感じません。想定外の事象(ex.人ががいるはずなのに無人、人がいないのに声がが聴こえる等)が起きると、怖いんでしょうね。 https://www.filmart.co.jp/liminal/2025/10/27

くさてる

21
どっちつかずの揺れ動く宙づりの時間と空間が生み出す不安と怖さ。リミナルスペースという言葉を説明できるかと言われると困るのだけど、写真一枚で「それ」と分かるこの感覚としか呼びようがない。豊富な図版と丁寧な解説でカルチャーにおける「リミナルスペース」を語った一冊。美しく、怖い本です。2026/02/04

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

15
最近気になっているインターネット美学『リミナルスペース』について本格的にまとめられた本。去年はゲーム原作の映画『8番出口』が盛り上がりましたが、思えば昔の漫画で近いのあったよなと思い出しました。諸星大二郎の『地下鉄を降りて』です。デパ地下の複雑な通路に迷い込むという、76年の漫画にもかかわらずまさにリミナルな作品だったと思います。そう考えると、この本でも映画『シャイニング』『2001年宇宙の旅』も触れていましたが、往年の名作にもリミナルは潜んでいるのかもしれませんね。2026/01/15

kana

15
本が湛えるオーラが既にただものじゃない感。写真眺めてるだけでもいいと思ってたのに、「リミナルスペース」の成り立ちと美学がわかりやすくまとまっていて文章パートもよかった。バックルームとの繋がりもようやく理解。そもそも「リミナルスペース」って「非場所」という意味合いがあるって本当にこの本を読むまで知らなくて、いかに何となく言葉を知った気になってたかを痛感します。音楽や映画など関連コンテンツの紹介も豊富でその後の世界の見方楽しみ方が変わります。この流れでリミナルスペースの美学を体感できる美術展あったら行きたい。2025/12/22

ドント

8
見たことがないのに懐かしく、怖いものはないのに何故かほのかに怖い「場所」の画像・リミナルスペースについて、前史と進化と現在を辿る。まず第一に類書がないので問答無用でいい本であるし、建築様式から絵画写真ゲームなどを経て疑似レトロ趣味と混ざってネットで結実する流れが(いささか駆け足ながらも)説得力ある形で描かれており、さらにビジュアルや図版が多い。そして類書がない(2回目)のだから興味のある筋は購入必須、持っておけば安心の一冊ではなかろうか。高いけど、いい本です!2025/10/15

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