内容説明
生徒会選挙が終わった後には待ちに待った文化祭！
貴皇学院の文化祭は規模から出し物まで伊月の想像以上。
そんな中、伊月のA組は雛子主演で『ハムレット』のアレンジ劇をすることになったのだが――
「いつもとは真逆の、怠惰な性格って演じられますか？」
演技のようで普段と変わらない怠けた雛子が学院で初お披露目されると、それをきっかけにお世話係として伊月が奔走する事態に!?
完璧と怠惰。二面的なお嬢様とお世話係の恋物語、第11弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
45
面白かったですね。 今回は文化祭の準備編に加えて満を辞しての雛子のラブコメ回。二面性のあるヒロインは多々いるけれど、劇と絡めてこうくるかって感じでした。これと言って驚きのあるストーリーではなかったものの、ラブコメでしか味わえない成分を存分に味合わせていただきました。また、ところどころクスッと笑えるような箇所があって、これも良きでした。次巻は文化祭本番でしょうか、楽しみです。2025/11/05
よっち
21
生徒会選挙が終わった後には待ちに待った文化祭。伊月のA組は雛子主演でアレンジ劇に決まる第11弾。文化祭の出し物を決めるに当たって、昨年実績を残した雛子が主演の演技に期待が集まるのは必然で、雛子に今回求められたのは怠惰な性格。演技のようで普段と変わらない怠けた雛子が学院で初お披露目されると、それをきっかけに様々な波紋が広がっていく中、雛子のフォローに伊月が奔走する構図でしたけど、演じる自分と素の自分に対する雛子の想いが滲む一方で、周囲が抱く印象もなかなか印象的でしたね。終盤のオチもまた効いていました（苦笑）2025/10/31
れっちん
10
雛子とのラブコメ回。 ほんと、めっちゃ待ってた。 文化祭編がついに始動。 雛子主演で描かれる「完璧」と「怠惰」。 そして、彼女の想いが静かに滲む。 完璧な11巻だった。 他キャラとの絡みも、伊月の成長も、もちろん素晴らしい。 が、でも今回は――雛子。 これだよ、これが読みたかったんだよ。 見よ、この表紙の雛子の可愛らしさを。 見よ、この表紙の雛子の太ももを（マテ） 2025/11/01
パパサレン
6
今回も可愛い天王寺さん！生徒会でのイチャイチャはもちろんですが、立ち直りというより開き直りというのが実に天王寺さんらしくカッコいい。しかし、伊月君そろそろ刺されるか食べられそう。成香や百合の忍耐限界そうだし、伏兵旭さんも危ない。これだけやっても届かない雛子はどうする？祝アニメ化2025/11/27
ほにょこ
3
★★★☆☆ 今回は文化祭の準備回なのだけどメインは雛子の演技についてですね。演技というか、立場に応じて言動を変えることはよくあることで、長く続けていると何の苦労もなく自然にできるようになるんです。これまではお仕事小説的な面白さがあったけれど、今回はもろにラブコメという感じでした。2025/11/17
