角川選書<br> 中国思想の基礎知識

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角川選書
中国思想の基礎知識

  • 著者名:湯浅邦弘【著者】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • KADOKAWA(2025/10発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047037373

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内容説明

戦乱期の諸子百家に始まり、儒教を軸として育まれた中国思想は、朱子学、陽明学、清朝考証学といった豊かな展開をみせてゆく。気、道、仁、義、礼、孝、理、性などの重要概念から、経書とその成立、故事成語や処世訓の思想的背景まで、最新研究を踏まえて解説。「日本とは何か」という根源的な問いにつながる思想的影響から、近代文明の危機を乗り越えるヒントまで、私たちの価値観をときほぐす中国思想入門。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

電羊齋

18
春秋戦国時代の諸子百家、漢代を経て儒教が体制教学化していく過程、儒・仏・道の「三教交渉」、朱子学・陽明学など中国思想の展開をうまくまとめている。伝世文献のみならず近年の出土文献による研究成果も盛り込まれていて面白く読めた。中国思想の日本への影響についても簡潔明瞭にまとめている。中国思想が諸子百家の頃から一貫して政治性と現実性を重視していたという著者の指摘は重要だと感じた。また「認知戦」・「寝そべり族」などを例に挙げ、中国思想と現代とのつながりにも触れている。分量は多いが読みやすい文章ですいすい読めた。2025/12/14

さとうしん

11
中国思想の展開と日本への影響の要点を押さえているが、その厚みもあって教科書というよりはさながら読む事典といった方がよさそうな内容。中国思想が諸子百家の段階から強い政治性を帯びていたということや現実性を重視すること、現代の躺平族が道家的な隠逸の伝統を承けていることなどを指摘。出土文献による研究の成果を引いていることゃふんだんなカラー図版も見所。2025/10/09

赤白黒

8
標題のとおり、諸子百家から現代に至るまでの中国思想の概説書。重要な概念は個別の解説があり、日本との関わりについても述べられる。内容は平易で奇抜な議論はなく、初学者向け。近年発掘された出土史料による成果もふんだんに取り入れられており、面白くて一気に読み切ってしまった。この分野は大学時代にそれなりに取り組んだものだが、社会人になり、子育てをしながら改めて諸子百家の思想に触れて思うのは、荒れた世を憂い、より良い世界の実現を願う人の思いは今も昔も変わらないのだなあと。読み継がれた古典の普遍性を思う。2026/04/12

グラスノーヴィチ

1
歴史的事実をただ淡々と述べるような事はせず、その前後の思想や価値観を交えながら紐解いているため、初学者の私には非常に分かりやすかった。また現代中国についての話題も取り上げており、中国思想的視点による「認知戦」や「寝そべり族」についての考察は興味深かった。2026/02/24

NAGISAN

1
つまみ食いに終わってしまう中国思想。中国の哲人と書 その思想、どのページを開けても、有益な知識が得られる。現代中国・日本を知るためにも枕元に置きたい書です。(重要概念~気、道、仁、義、礼、孝、理、性)2026/02/02

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