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内容説明
60年、ウルトラマンが胸に秘めていた真実。
令和の時代に解き放たれるウルトラマンの絶望と希望。
いまも幅広い世代から絶大な人気を誇り、2026年には地上波放映60周年を迎える『ウルトラマン』。そのウルトラマンの世界観を創り上げたのが、円谷プロの文芸部長でもあった脚本家の金城哲夫氏です。
第1章では、初代ウルトラマンのスーツアクター・古谷敏氏が、これまで明るみに出ることのなかった金城氏との交流秘話を初めて語ります。
そしてそれを受けた第2章では古谷氏に加え、ウルトラマンの大ファンである漫画家のやくみつる氏とライターの佐々木徹氏が集結。金城氏が単独で脚本を執筆した7作品、「謎の恐竜基地」「オイルSOS」「恐怖のルート87」「まぼろしの雪山」「禁じられた言葉」「小さな英雄」「さらばウルトラマン」について激論を交わします。
すると、これらの作品には意外な共通点があることが分かってきます。
それはウルトラマンの必殺技「スペシウム光線」が重要視されていないこと。
なぜ、金城氏はスペシウム光線を軽んじたのか。そこにはどんな想いが秘められていたのか。3人があらゆる角度から語り合った結果辿り着いた、驚愕の真実とは――。
(底本 2025年10月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スコットレック
1
長身でスリムなスタイルというだけでなく、ウルトラマンを演じるべくして演じた方だということが冒頭から本書を読んでよくわかった。手探りの番組作りの中、大袈裟でもなんでもなく、命懸けでウルトラマンを演じていた古谷さん。古谷さんがいたからこそウルトラマンもいた・・。第1章の古谷さんと金城さんとの絆、第2章の古谷さん、やくさん、佐々木さん、御三方の濃厚な対談と読み応えたっぷり!60年という月日が経った今も新たな発見を与えてくれるウルトラマンという作品。改めて本書でその偉大さが再確認できるはず!2025/10/07