中公文庫<br> 戦争か平和か 国務長官回想録

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中公文庫
戦争か平和か 国務長官回想録

  • 著者名:ジョン・ダレス【著】/大場正史【訳】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2025/09発売)
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  • ISBN:9784122072527

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内容説明

対日講和に奔走し、アイゼンハワー大統領下で国務長官として冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢に鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。

第二版の原著者まえがき

第一章 現代の課題
 第一節 危機
 第二節 汝の敵を知れ
 第三節 目標

第二章 われわれの政策
 第一節 宥和策は無用
 第二節 国際連合
 第三節 国連の運営状況
 第四節 植民地の進展と暴力革命
 第五節 地域的連合
 第六節 経済上の空白と精神上の空白
 第七節 軍事上の空白
 第八節 外交政策の特殊性

第三章 外交政策の限度
 第一節 五カ年間の得点しらべ
 第二節 なぜ共産主義は勝つか

第四章 なにをなすべきか
 第一節 これだけはぜひとも
 第二節 二党協調主義の将来
 第三節 世界機構の発達
 第四節 西欧の統一
 第五節 アジアにおける諸政策
 第六節 軍部の役割
 第七節 新しい方法
 第八節 精神に必要なもの
 第九節 平和への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi

8
副題に国務長官回想録とあるが、国務長官が長官時代を回想したものではない。国務長官になる前に終戦前からかかわった国際連合を創設したことを回想して、その運営を評価している本。ジョン・フォスター・ダレスはアイゼンハワー時代に国務長官を務めた。祖父ジョン・W・フォスターと叔父ロバート・ランシングは国務長官をしており、国務長官を務めていた時に弟アレン・ダレスはCIA長官だった。この為子供時代から外交に馴染んでいたという。本書は、戦争の危険を説き、平和を勝ち得る上で必要な政治上の諸政策や精神的な態度を解説したものだ。2025/04/23

大森黃馨

3
原典はベトナム戦争はおろか朝鮮戦争の始まる前に著述された書であり第二次大戦直後の未だ屈折していない瑞々しい緊張感や理想主義を感じる 特に感じ入った点は米国等の自由主義国は第一に神の存在を前提にしているのに対しソビエト共産主義は無神論が前提であり道徳律自然律は存在しない云々の指摘 当時同時期の我が国との世界貢献への志のレベルの違いには溜息をつかされる恐らく我が国が太平洋戦争を勝ち終えたとてその後に行うのは結局はソビエト共産主義の目指した世界制覇と同じを邁進し同じ立ち位置にいたかもしれないと愚考する(続く) 2022/09/06

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