竹書房怪談文庫<br> 錠前怪談

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竹書房怪談文庫
錠前怪談

  • 著者名:正木信太郎【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 竹書房(2025/09発売)
  • 読書週間の1冊を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~11/3)
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  • ISBN:9784801946378

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内容説明

鍵のスペシャリストが体験した〈開けてはいけなかった怖い話〉
「鍵の者」が明かす禁忌の怪奇事件録!

「中から…爪で引っかくような音がするんだよ。カリカリって……」
旧家の蔵の金庫。
中には奇形の乳児のミイラが…
「蔵の金庫」より


開けられなくなった場所や物をひらく職人、鍵師。
業界で「鍵の者」とも呼ばれる彼らが体験した不可思議で恐ろしい事件の数々を取材した怪事記。

【床下収納】
開かなくなった床下収納の修理で訪れた家。鍵を開けると井戸のような空洞が広がり、人間の頭部とおぼしきものが…「良い趣味ですね」
【古びた小箱】
同業者の間で噂の〈ある箱〉。同じ物があちこちの店に持ち込まれているようなのだが、その中身は…「箱を開けた話」
【マンションの部屋】
短期間に三度同じ部屋の鍵修理に呼ばれた男。だが、依頼主は全員異なり、後日驚愕の事実が…「三本の鍵」
【ダイヤル式金庫】
旧家の蔵に残された古い金庫。鍵を開けようとすると中から爪で引っかくような音と人の声が…「蔵の金庫」
【武家屋敷の蔵】
2本の鍵を組み合わせて使う特殊な鍵の複製依頼。依頼人と見た摩訶不思議な扉の向こう…「合わせ鍵」
【楽器ケース】
吹いてはいけないとケースに鍵を掛けられたハーモニカ。その戦慄の理由は…「錆びたハーモニカ」
【隠し扉】
新築のリゾートホテルの部屋にあった小さな隠し扉。中には針を刺した不気味な人形が置かれていて…「闔」
【廃屋】
肝試しで行った噂の幽霊屋敷。玄関の鍵を開けた鍵師が中で見たのはやけに大きなバッタで…「嫌いな理由」
【物置部屋】
何度閉めても開いてしまう物置部屋のドア。防犯カメラに映っていたものは…「店舗の風」

他、秘密と禁忌に触れる27の恐怖譚!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネムコ

21
久々に後味の悪い怪談集を引き当ててしまった。テレビで鍵師の仕事に密着した番組を何度か観たことがあった。開かずの金庫の解錠も面白いけど、それより自宅のドア、会社の更衣室のロッカー、トランクの鍵など一般の人のSOSに駆けつける鍵師の話が興味深かった。そんなわけで手に取った本書だが、私のイメージとは違っていて、例えば得意先の誘いで新築のホテルに家族で泊まった鍵師さんがある扉を開けたことで一家離散の憂き目にあったとか、ショッピングモールの駐車場で「開けて!子供が中にいるの!」と半狂乱になる女性が(続く)2025/10/18

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