ジョン・ボルトン回顧録 トランプ大統領との453日

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ジョン・ボルトン回顧録 トランプ大統領との453日

  • ISBN:9784022517173

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内容説明

発売1週間で78万部突破し、世界中で話題の、前大統領補佐官による暴露本。注目すべきは、各国要人との詳細なやり取りで、日本に対する言及も150か所以上に及ぶ。安部首相や谷内正太郎氏との生々しい会話も頻繁に登場し、日米外交の裏側が詳細に語られる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
補佐官としての仕事を本当に発揮するにはまともな大統領であったならかなり実績を残す人物であったろうと思います。いろいろ表ざたにならない内幕をきめ細かに書かれています。共和党というのはここまで人材が払しょくしているのでしょうか?もう少しまともな人物がいると思うのですが。トランプという人物はただアメリカのプアホワイトの心をつかむ術に優れていただけなのでしょう。共和党も次回はもう少しまともな人物を出してくれないですかね。2020/12/05

まーくん

91
トランプ政権で国家安全保障担当補佐官を務め、昨年9月辞任したボルトンの回顧録。唯一の超大国の政策決定が、大統領執務室を中心に、かくの如く成されるのかと思うと…。気紛れで自己中心の”大きな赤ん坊”のような大統領に、論理的で一貫した政治哲学を持つと自負する”大人”の側近たちは翻弄される。しかし、カオスのようなトランプの言動は、国益重視のアメリカ・ファーストどころかトランプ・ファースト、自分の再選のためという目標では整合性があり首尾一貫している。とんでもない話だが、米選挙民過半の支持を得ているという事実は重い。2020/10/24

Willie the Wildcat

80
タカ派ではあるが、国益を念頭にした原則主義。刻一刻変わる”劇場”も踏まえて自身の役割に徹するが、最後は信頼関係。懐に忍ばせた辞職願も、伊達ではない。本著の醍醐味は、関係者との神経戦と踏まえた善後策の過程に垣間見る著者の”原則”との葛藤。是非はあれど選ばれたPOTUSであり、根底の民意。EU/日韓などとの受益者負担の原理も一理あり、ウクライナ問題でのEU首脳陣の及び腰も疑問符。一方、記載された様々な”逸話”の中、流石に”エルトン・ジョンのCD”は、冗談きつすぎ。その場を頭に描き、思わず噴き出す。2021/02/20

よしたけ

36
タカ派大統領補佐官回顧録。トランプは、他国首脳との個人的関係と国交関係を分別できず、制裁直後にツイッターで金正恩を持ち上げる。全て都合よく解釈し、批判は受付ないかすぐ忘却。午前中は執務せず知人と電話。金第一でイデオロギー覇権争いも貿易戦争に意趣返しする。他方、良し悪し別としボルトン主張は一貫(制裁は最大かつ譲歩せず、兵力の漸減せず、対話・融和政策反対)ブレない。本書も政権検閲圧力を跳ね返して出版。国務長官、国防長官、財務長官、首席補佐官等、重要人物の会話も満載。安倍元首相は賢明な忠告・指南役といった評価。2021/04/17

金吾

31
○トランプ政権の主要メンバーであるボルトン氏の回顧録ですので読み応えがありました。トランプ大統領は米大統領という、現在の世界で一番の権力を保持するのに人格的に向いていないのではないかなあと感じてしまいました。また日米関係は日本にとっては外交の主軸ですが、米国にとっては数多ある国際関係の一つにしか過ぎないことを痛感させてくれます。2025/04/17

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