ワールド・オブ・スパイダーバース

著者名：ダン・スロット他【作】/ウンベルト・ラモス他【画】/秋友克也【訳】

小学館集英社プロダクション（2025/09発売）

• ISBN：9784864913034

内容説明

スパイダーアーミーとインへリターズが激突したスパイダーバースの戦い。

多元宇宙を股にかけた激戦の裏では、幾つもの知られざる戦いが繰り広げられていた。

インへリターズに無限の命を与えるクローン施設の破壊に赴いたスカーレット・スパイダーら、ピーター・パーカーのクローン達。

密命を帯びて、インへリターズの本拠地へと潜入したスパイダーウーマンとシルク。

インへリターズ打倒の鍵を未来世界に求めたスパイダーマン2099とレディ・スパイダー。

一方で、そんな死闘が展開されているとも知らず、気ままな日常を過ごすスパイダーもいれば、戦列に加わる事すらなく、敢え無く潰えた者もいる。

各々が各々の生を生きた末に交錯するスパイダー達の運命。インへリターズとの決戦に向け、史上最大スパイダーアーミーが結成される！

スパイダーバース本編をも上回る数のスパイダーが登場するスパイダーバースの集大成、ワールド・オブ・スパイダーバース。三部作を締めくくるシリーズ最大のボリュームでついに登場！
【収録】SPIDER-VERSE #1-2, SPIDER-VERSE TEAM-UP #1-3, SPIDER-WOMAN #1-4, SCARLET SPIDERS#1-3, SPIDER-MAN 2099 #6-8.

(C) 2025 MARVEL

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[sin]

多元宇宙に展開される数々のスパイダーマンの闘い…メインストーリーを補うそのある意味何でもありな展開に緊迫感を越えてユーモアを感じてニヤリとしてしまう自分の感覚はおかしいのかもしれない。その反面、数多くのスパイダーマンを同時に存在させたことでヒーローとしてのアイデンティティーが崩されてしまったようで残念に感じている自分がいることも確かだ。

2016/08/28

[ara_shinya]

シリーズ完結編は、スパイダーバース本編の裏で進行していた細かい話を纏めた1冊。どうせなら本編に時系列順に差し込んだら駄目なの？とおも思うけど、差し込んだ編集で読んだら邪魔じゃね？って思うんだろうなぁ。

2016/09/21

[雷主]

ペネロープちゃんとアルスパ組がかわいいので満足 クローン組もレディ・スパイダーもカッコいいしね！ それにしても2099組はかなり容赦ないなw そして平和なパーカー家の次元が存在する、ってわかっただけでも胸が熱くなるな…！ なにはともあれ、各次元のスパイダーたち、それにスパイダーウーマン！お疲れ様〜！

2020/09/26

[fap]

「ロボの動力は、原子力です」 それぞれのキャラクターの掘り下げが主軸。 ストーリーではなくキャラクターである。 やることはやっているんだよな。 別世界に行っても動じることなく行動するスパイダーマン。 誰がどこに行っても動じない。 実にたくましい。 もっともこれはアメコミヒーローならばみんなに当てはまるか。

2016/09/11

[杉浦印字]

他メディアまで巻き込んだ、メタパロディのようなスパイダーメンの数々が最高に楽しく確かにこれは50年かけて様々に展開した作品でしかできない内容。原書通りの構成とは言え外伝・余り物の感じは強く、本編と混ぜて時系列通りに並べてあった方が……とは思ったけど、本編がダレもするだろうし難しいとこだろうか。

2016/09/03