呪文の言語学

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呪文の言語学

  • 著者名:角悠介【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 作品社(2025/09発売)
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  • ISBN:9784867931042

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内容説明

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★作品社公式noteで「まえがき」公開中→「呪文の言語学 試し読み」で検索!
呪文もことばである。
ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている――。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。
◎附:「言語学者から魔女へのインタビュー」
◎カヴァー写真:スクリプカリウ落合安奈
〈ちちんぷいぷい〉、〈アブラカダブラ〉、〈ビビディ・バビディ・ブー〉……この世はさまざまな「呪文」で溢れている。(…)幼いころの私たちにとって身近なものであった呪文だけれども、そもそもあれは何だろうか。単なる語の羅列に過ぎないのだろうか。(…)本書では、(…)言語学者が「呪文という聖域」に片足を突っ込んで、先人たちの研究を足掛かりにさらに深いアプローチを試みる。――本書より

まえがき
1 魔女
100回ひゃっくりすると、ちぬの/あれから30年/ルーマニア留学/先生は魔女?/留学ないない/吸血鬼/トランシルバニアの呪われた森での儀式/魔女とキリスト教/魔女狩り/魔女の東西/キリスト教の東西/魔女大国ルーマニア/「魔女」と「魔女像」の落とし穴/キリスト教による魔術の禁止/ルーマニア正教会と魔女/魔術師の学校/ルーマニアの魔女
2 魔術
「魔術」の名称/「魔女」の名称/魔術の定義/ルーマニアの魔術/マナの魔術/雨乞いの儀式「パパルダ」/ルーマニア人の魔術におけるロマの役割/魔術の構成要素/魔術の構成要素①魔術の役者たち/魔術の構成要素②魔術行為者の性別/魔術の構成要素③詠唱条件
3 呪文
呪文の継承/魔術書と識字率/呪文の差異/呪文の「理解性」/「理解不能性」の心理/ルーマニアの意味のないことば/口調と復唱/沈黙という呪文/呪文の宛先/魔力発生源/神話的創造物/護符/呪文の効果/ことばと呪文/ことばによる類感魔術/呪文の類型分類/ことばと呪文の境目/呪文の最小単位/ぼくのかんがえたさいきょうのじゅもん
言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ
あとがき
注/参考文献/図版出典

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

18
ストリゴイやソロモナルのような伝承から邪視、カレントといった日常生活に根差したものまで。ルーマニアに色濃く残る魔女/呪術の文化を長年ルーマニアに留学し現在もバベシュ・ボヨイ大学の日本センターに所属してフィールドワークを続ける著者が考察していく。正教文化圏での生活と密着した魔女/魔術への扱い、ドラキュラの直接的な元ネタと言えるストリゴイやソロモナルの伝承、ゴロペンツィアやゴロヴェイの魔術の分類研究などどれも興味深い。魔女を考えるのに正教/カトリック、アルプス以南以北を考慮すると色々なものが見えてきそう。2025/10/20

スプリント

9
ルーマニアでのフィールドワーク事例が豊富に取り上げられており内容がとても充実している。 呪文=魔法というよりも「おまじない」というイメージ。2025/08/26

詠(よみ)

7
タイトル→即購入リスト→(購入)→他の積読を差し置いて、読書リスト入りした本。 真面目に面白いってこういうものだと思う。2025/09/23

蛙坂須美(アサカスミ)

5
良書。ルーマニアについてオレはなにも知らなかった、と思わされました。この内容が日本語で読めるのは貴重です。2025/08/11

sunafukinT

4
★★★ 斜め読み ▼すごく...ルーマニアです... ▼たぶん筆者は面白い人2025/12/14

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