内容説明
大正時代とはどういう時代か。護憲運動、米騒動、関東大震災、大正デモクラシー……図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、世界では?」も役に立つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みさと
4
明治と昭和の間に埋もれてなんとなく存在感のない大正だが、第一次大戦を挟んで世界が大激動した時期と重なり、日本も完全に別な国となるほどに変化した時代であった。都市化の進行に伴い、サラリーマンなど新中間層が登場。教育は官吏となるためでなく教養と人格を深めるためのものとなり、家のために決められた結婚をするのではなく自由な恋愛が求められたり、メディアや娯楽が発達し、民主化・大衆化が求められた。現代の原型が形作られた時代であった。しかし、関東大震災で激変、過激な政府批判が高まり反動が荒れ狂う。これは現代への予言か。2025/03/04
Moish
4
45年続いた明治時代に対し、15年しかない大正時代。『明治時代』よりもページ数は少ないが、3分の1の期間のできごとをほぼ同量にまとめているから、当然、内容は濃くなる。印象としては、「関東大震災のインパクト」と「毎年のように首相が変わる落ち着かない時代」に尽きる。後者は、のちの政党政治につながる「生みの苦しみ」ということなのだろうけど、その成果が現在、はやくも爛熟してしまっていることが、返す返す惜しい。短い大正時代の中にも、注目したい出来事、イベントがいろいろあった。特に、大正初期の公爵・徳川家達。2025/02/02
乱読家 護る会支持!
3
しっかり学んでいない大正時代。 第二次世界大戦で、日本がなぜアメリカと戦わざるを得なかったのか? どうして日本は負けたのか? その答えの大部分は、大正時代にあるように思いました。2025/05/31
Humbaba
2
時代が変わるにつれて、その時の当り前もまた変化していく。実際に暮らしているときには変化すると言っても一気に変わるわけではないのでその変化の大きさに気づきにくいことはあるかもしれないが、後から振り返ってみれば非常に大きな変化だったことに気づくことになるだろう。短い時間で大きく変わったこそ様々な軋轢があり、国内だけでなく国外も見なければいけないため難しい状況でもあった。2025/04/12
パチーノ
2
短い大正時代。首相がコロコロ変わり落ち着かない政治。今に残るものの源流がここにあるように思った。2025/01/17




