- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
日本の哺乳類でオスが子育てに協力するのは、キツネとタヌキと人間だけです。早春から晩秋にかけ、北海道ではキタキツネのおとうさんが育児に大活躍。家族にせっせと餌を運び、外敵から巣穴を守り、子どもには危険な目にあわないよう教育し、餌の取り方を教えます。そして、子どもたちが独り立ちすると、静かに巣を後にします。どこか人間のおとうさんにも似ているキタキツネのおとうさんとその家族を描いた作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
81
愛らしいキタキツネの成長物語を文章と絵で描いています。動物は、多くが雌が子育てをし、雄は子育てに関わりません。日本では、夫婦で子育てをするのは、キツネ、タヌキと人間だけです。本当に雌と雄の役割がハッキリ分かれているのにはビックリします。読んでいると、北海道の大自然の厳しさのなかで、母キツネとお父さんキツネが役割を分けて子育てする姿がよく分かり、このように子ギツネは成長し大人になっていくのかというのが理解できます。2009.04発行/2013.10発行。字の大きさは…中。2021.12.19読了。★★★☆☆2021/12/19
ぶち
47
野生のキタキツネの研究をしている獣医の先生による、キタキツネの一年を追った絵本。お父さんキタキツネの子育て奮闘記です。日本の哺乳類でオスが子育てに協力するのは、キツネとタヌキと人間だけだそうです。旭山動物園で25年間も飼育係をしていたあべ弘士さんによる絵が素晴らしいです。親のキタキツネの精悍さ、子ギツネの可愛らしさ。北海道東部の自然を彩るエゾシカ、クマ、リス、白鳥、冬の雪景色、夏の夕焼け、三日月の夜など彩り豊かに描かれています。2018/10/20
ちえ
29
読むのが逆になってしまいましたが「キタキツネのおかあさん」より先に書かれていました。キタキツネの食べ物が季節によって違っていることや子育て、生活が「おかあさん」より詳しく書かれています。キタキツネが夫婦で子育てしているなんて全く知らなかった。それも、実際に子育てにかかわっている雄ギツネ自身の子供の場合は半数でしかないなんて!びっくりです。通勤の時に目にすることも多いキタキツネ、子どもといるのはどれもお母さんと思っていたけど違うかもしれないのですね。まさに私にとって「たくさんの不思議」でした。2018/11/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
『キタキツネのおとうさん』(たくさんのふしぎ|2009年4月号) 竹田津 実 文/あべ 弘士 絵 竹田津実さんの、『キタキツネのおかあさん』は写真ですが、こちらはあべ弘士さんの絵。キタキツネの成長物語。2025/11/08
猿田彦
3
キタキツネの生態をお話に仕立てた本でわかり易い。1月はキタキツネの交尾の季節だ。それが終わると離れるが、しばらく経つとまた雄は雌のところに戻ってくる。(半数は交尾した雌以外とつがいになる。)そして半年間一緒に子育てをする。それは動物界では珍しい行動で、日本では雌雄で子育てをするのはキツネ、タヌキ、人間だけだという。お父さんの仕事は、雌や子どもたちに餌を運ぶことや,家族の安全を守るために見張りをすること。そして、大きくなったら教育だ。そして生後半年経ったら家族は分散する。お父さんの仕事ぶりは凄い!2025/12/24
-
- 電子書籍
- 青のミブロー新選組編ー(5)
-
- 電子書籍
- 探偵はもう、死んでいる。【分冊版】 1…
-
- 電子書籍
- すべての人類を破壊する。それらは再生で…
-
- 電子書籍
- おれん家フォークロア【電子限定おまけ付…
-
- 電子書籍
- 電波の城(23) ビッグコミックス




