内容説明
150人以上の被害者を出した自殺教唆ゲーム『青い蝶(ブルーモルフォ)』の主催者である女子高生の寄河景。彼女がなぜここに至ったのか。その片鱗が垣間見える幼少期を描いた「病巣の繭」。ゲームに囚われた少年少女を描く「病に至る恋」。景と宮嶺望のデートを描いた「どこにでもある一日の話」。もし自分の異常性に気付いた景が小学校に通うのをやめていたら? 運命の残酷さを描く「バタフライエフェクト・シンドローム」。
これは、愛がもたらす悲劇の連鎖――病に至るまでの恋の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
81
『恋に至る病』スピンオフ短篇4つ。なんだか…どれも…せつないよ…「病巣の繭」思い返せばもう幼稚園から垣間みれた青い蝶の片鱗…「病に至る恋」ブルーモルフォに心酔する一組の男女高校生に感じるのは救いよりも悲哀か…「どこにでもある一日の話」今はもう取り戻せない景と宮嶺の何気ない純…彼女を失った僕が未だに思い出すのは、この時のデートのことばかりだからだ…「バタフライエフェクト・シンドローム」ああ、こっちの世界で蝶は羽化したのか...嗚呼、こちらでも…僕が君のことをずっと見守ってるから。君だけのヒーローになるから。2025/10/23
のりすけ
68
映画化されたことで決まったスピンオフ?でもすごく面白かった。幼い景の出来の良さに疑惑を持ちつつ「んなあほな」と思いたくなってる母親目線の話が不穏でとても良かった。ブルーモルフォにハマりどんどん壊れていく高校生の救いの無さったら。こちらから読んでもあまり面白くないかもしれないので是非「恋に至る病」を!!声を大にして言いたい。2025/12/21
ままこ
63
美しきモンスター『恋に至る病』の前日譚。“出来すぎている”景が保育園の頃母親が感じた違和感。引っかかりはいくつも重なっていくが…。ブルーモルフォに嵌った高校生を描いたタイトル作。景と宮嶺のデートを描いた話。彼女もしかしたら色んな時代で輪廻転生しているのかもと思わせる。パラレルワールド「バタフライエフェクト・シンドローム」宮嶺に対する彼女の気持ちは本物であったと、やはり、思いたい。結末を知っているから余計に切なく余韻が残る。2026/02/12
koma-inu
53
「恋に至る病」の前日譚。前作を読んでないとついていけないので、必読。150人以上の被害者を出した自殺ゲームの主催者の景の、保育園時代を描いた「病巣の繭」。こんな保育園児は嫌だw。保育士、そして母親を操る景に恐れいる。自殺ゲームに参加した2人の末路を描く「病に至る恋」。徐々に回答が厳しくなる問題に、ハラハラ。結末は予想通り、救えない。宮嶺と景がデートする「どこにでもある一日の話」。これは比較的安心して読めた。最終話は宮と景の出会い。ここで景を止めれれば・・と思わせる出会いにやるせない気持ち。2026/02/11
茜
51
「恋に至る病」の前日譚で4つの短編で構成されていてそれぞれ「病巣の繭」、「病に至る恋」、「どこにでもある一日の話し」「バタフライエフェクト・シンドローム」とタイトルがつけられています。構成の巧さもあり、私はこの4つの短編連作の中では「バタフライエフェクト・シンドローム」が一番好きです。これは読み終わってからもう一度前作の「恋に至る病」を読みたくなりました。 2026/01/28
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