帝国の書店 - 書物が編んだ近代日本の知のネットワーク

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帝国の書店 - 書物が編んだ近代日本の知のネットワーク

  • 著者名:日比嘉高【著】
  • 価格 ¥5,940(本体¥5,400)
  • 岩波書店(2025/09発売)
  • ポイント 54pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000240710

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内容説明

かつて日本の勢力圏には,多くの書店が存在した.そうした「外地」書店と,そこへ書物を運んだ取次業者は,出版の中心たる内地と,他民族を含む外地の読者を結びつけ,流通網を形成した――.書店人の個人史を織り交ぜながら,帝国日本全域の取次・書店史を編み,人と知の移動を支えた文化的基盤の全貌を浮かび上がらせる.

目次

凡例・参考地図
はじめに──外地書店からみえる帝国の人と知の風景
Ⅰ 書店網を見わたす──空間支配と知のインフラストラクチャ
第1章 帝国の書物ネットワークと空間支配──マリヤンの本を追って
第2章 外地への書店進出の歴史──書籍雑誌商組合史と小売書店の誕生から
第3章 帝国の書物取次──大阪屋号書店,東京堂,関西系・九州系取次など
Ⅱ 近代東アジアの日本語書物流通──台湾,朝鮮,満洲,中国
第4章 新高堂と日本統治下の台湾書店史
第5章 朝鮮半島における日本語書店と書物取次ネットワーク
第6章 満洲の本屋たち──満洲書籍配給株式会社成立まで
第7章 中国で本を買う──華北,華中における日本人居留民と書店
Ⅲ 移植民地の書店──北南米,樺太,南洋
第8章 日本人街に本屋を開く──北米南米の日系移民と日本語書店
第9章 北方植民地の本屋──樺太における日本人書店史
第10章 南方共栄圏の書店と書籍配給
Ⅳ 戦争と書店──統制,配給,引揚げ
第11章 統制経済と書物流通──共同販売所から国策書籍配給会社へ
第12章 戦時下における内地外地の小売書店──企業整備,共同仕入体,読者隣組
第13章 本屋の引揚げ,本の残留
おわりに──そしてまた本屋を開いた

主要参考文献一覧
初出一覧
あとがき
人名リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

白石佳和

0
日比先生の長年の研究成果が詰まったすばらしい本。文学研究だけでなくメディアの流通を扱っている点が素晴らしい。タイトルがかっこいい。植民地だけでなく所謂外地、つまり移民先の北米南米もカバーしている。『ジャパニーズアメリカ』では北米地域の移民文学を、文学・出版文化・収容所問題など多角的に分析したが、本書では出版文化を外地=帝国の範囲で扱う。章の最初に書店や本にまつわるエピソードを挟み、計量的分析にとどまらず個人書店の実態や物語に光を当てている。個人的には南米の遠藤書店と雑誌『文化』の知のネットワークに関心あり2026/01/01

takao

0
ふむ2025/11/11

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