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内容説明
浮世絵研究の先覚者として知られる著者(1840-1910)が,直接北斎を知る人からの聞書きや北斎自身の書簡などを素材に,極貧のうちに生きた画狂人の生涯を浮きぼりにした伝記.北斎の日常生活,著作,門人のことなどが詳細に記され,ゴンクール「北斎伝」にも影響を与えている.北斎にかんする基本文献といわれている貴重な書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
巻上
葛飾北斎伝叙
葛飾北斎凡例
巻下
附言
正誤
補注
解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
8
浮世絵は善く時世の態を写す(12頁)。世相の反映。適宜、挿絵があって緩急がある構成。文体は必ずしも読みやすくないが、1893年当時としてはふつうか。勉強忍耐の真意(41ページ)との表現はじっと耐えて狩野派の画法の研究を示唆する。「按ずるに」という接続詞から始まる段落が続く傾向もある。脚注を助けに理解していく以外ない。ゆずを煮詰める絵は面白い(134頁)。小布施町も出てくる。本文の中にもイラストが出てくるのはユニーク。浮世絵の三位一体というのは、筆法、刀法、摺法のようだ(153頁)。人間社会の合わせ鏡の姿。2013/04/16
シンドバッド
6
聞書きの良書。 情報をどのように入手したのか、その労苦が想像を超える。2017/11/20
紫
2
タイトルの通り、浮世絵師葛飾北斎の伝記であります。明治26年上梓の本邦初(!)の浮世絵師の個人伝記に注釈を付し、巻末には海外の研究者や画商の思惑もからんだ成立背景や著者飯島虚心の経歴等々の解説つき。とりわけ複雑怪奇な成立事情はそのまま小説にしてもいいくらい。画狂人北斎のエピソードはほとんど本書がソースだったのですね。北斎の歿後およそ四十年、当時の時点ですでに誤解や詳細不明となってしまった事柄も多く、さらにこの当時は残存した作品等もいまでは失われてしまっていたり、歴史研究の難しさを考えさせられます。星4つ。2014/08/05
紅独歩
2
北斎研究の基本書と言われているが、虚心先生、かなりケアレスミスが多い。まだルポルタージュの手法が確立されていない時代を考えれば仕方が無いが、「大達磨画」の取材のために名古屋まで行きながら空振り、とかもう一押し頼みますよ!と言いたくなってしまう。それでも、直接北斎に会ったことのある人の話を聞いているというのは千金の重みがある。2012/01/01
binetsu
0
浮世絵や錦絵が好きな自分にとってはとにかく楽しい本でした。北斎の絵に対する執着、奇人ぶりもここに書かれており、天才絵師が確かに存在していたことを実感する1冊です。 当然ですが仮名遣いが現在とは異なります。読めていない部分も多々あるかもしれませんが、ニュアンスを読み取るにはそこまで難しくない印象でした。2020/03/01
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