日本経済新聞出版<br> 国際社会と自衛隊 背広の参謀が語る国家戦略

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日本経済新聞出版
国際社会と自衛隊 背広の参謀が語る国家戦略

  • 著者名:大森敬治【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2025/09発売)
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  • ISBN:9784296123636

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内容説明

国家安全保障戦略は国の外交・防衛政策の基本方針にあたる戦略で、第2次安倍政権下の2013年12月に初めて策定された。
本書では、国家安全保障の変遷を追いつつ、著者の貴重な経験を通して国家戦略と自衛隊の役割について解説。
著者が内閣官房副長官補として官邸勤務となった2001年、9.11同時多発テロが起きる。これを発端に政府は防衛庁で抱えていた課題認識に応え、事態の重要さに迅速な対応を取る。翌朝、全閣僚が出席する安全保障会議を招集し、基本方針を決定し、国内外に表明すると決断。国家の緊急事態における政治のリーダーシップの発揮を目の前で見ることになる。
国の平和と繁栄は、国際社会との信頼と国民の理解に基礎を置く。内閣総理大臣の国家緊急事態における役割と責任、自衛隊の最高指揮官としての指揮・統率(統帥)の在り方、また、内閣総理大臣を補佐する態勢の充実は、日頃から努めなければならない緊要な課題と著者は記す。

国際社会の信頼に応え、信頼を深めることが「国家戦略」である。憲法は「国際社会において名誉ある地位を占める」ことを求めている。小泉総理、福田官房長官、安倍官房副長官の政治的リーダーシップの下で多くの貴重な体験と経験をした著者だからこそ、第二次世界大戦終了後80年が経過する現在、
「国家戦略」、我が国の防衛と自衛隊について持論を展開している。
著者は、元防衛施設庁長官、小泉政権下で内閣官房副長官補を歴任。その後、特命全権大使オマーン駐箚。

目次

序章 国家戦略と自衛権

第1部 背広の参謀と自衛隊
第1章 官邸(内閣官房)勤務
第2章 自衛隊と防衛政策(国防政策への歩み)
第3章 憲法と自衛隊
第4章 自衛権行使と国家戦略
第5章 「国家安全保障戦略」の背景と課題
第6章 「国家安全保障戦略」と人材
第7章 背広の参謀と自衛隊

第2部 マスカット遊学
第1章 オマーンとの出会い
第2章 オマーンの国家戦略
第3章 オマーンとのパートナーシップ
第4章 地域国の国家戦略
第5章 地域協力協議機構の新たな動き
第6章 国家経営の基本理念
第7章 National Identity(国家経営の基本理念)
第8章 戦略環境の洞察とNational Leader
第9章 安倍総理と共同声明
第10章 ハイサム遺産文化大臣(現国王)の訪日
第11章 オマーンとの戦略的パートナーシップ
≪背広の参謀報告≫

第3部 国家戦略と自衛隊
第1章 地域国家の国家戦略
第2章 我が国の国家戦略
第3章「国家戦略」の積極的展開

終章 回顧と展望
背広の参謀報告
≪背広の参謀が取り組む課題≫
源川幸夫陸将「独り言」に託されたメッセージ
国家戦略と自衛隊
 ≪自衛権行使と国家戦略≫
背広の参謀のメッセージ
まとめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾庄左ェ門

4
ご立派な内容だとは思いますが、しかし内局出身の官僚ですので政治に遠慮したような内容にも思えます。それ以上に、自衛隊が活動するために現行法ですら対処可能な事を政治が決断できない事が問題なのだと痛感しました。自衛隊と官邸(政治)の垣根はなくしても問題ありません。シビリアンとは政治家の事であり官僚の事ではありません。官僚も政治に服する義務があるのです。あと、オマーンの大使だったためか、オマーンを通して中東諸国との関係構築にも触れています。安全保障の人材育成については安全保障を防大以外でも学べるようすべきです。2025/09/20

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