内容説明
凝縮されたサラリーマンの悲哀。
それは、氷河期世代の給食営業マンが歩んだ、30年の戦場。
学校給食、社員食堂、病院、老人ホーム、保育園、映画館――
社会のあらゆる場面で「給食会社」は静かに稼働している。
しかし、その裏側には、理不尽すぎる値上げ交渉、親子でカスハラをするクライアント、土壇場でひっくり返る入札、会社の上層部と現場との板挟み……
まさに「報われなさ」と「やめられなさ」が交差する、サラリーマン地獄があった。
本書は、そんな給食業界の最前線で30年以上戦ってきた氷河期世代の営業部長による、哀しき実録エッセイ。
著者は、ユーモアと皮肉を武器に業界の裏側を綴る人気ブロガー・フミコフミオ。
一見ニッチな世界のはずが、なぜかページをめくる手が止まらない。
それはきっと、今日もどこかで自分のように苦しみながら働いている誰かの姿を、見てみたくなるからだ。
<電子版限定1万字超書きおろし付き!>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobu23
6
社食など給食業界の営業を行っている著者による業界エッセイ。理不尽な客や値上げによる契約破棄など、大変さが伝わってくる。2025/11/16
しぇるぱ
2
会社の食堂、老人施設の食堂、などには業者が常駐している。業者側の営業だ。切り替えはそんなに頻繁にあるもんじゃない。基本3年が原則だ。入札だから、そんなにかけ離れた応札を入れるわけはない。ところがあるのです。常識外れの低額入札もある。契約期間の3年も持たないケースもある。わがふるさとでの学校給食「ホーユー」これが出てきたので驚いた。自爆的な安値受注で空中分解して投げ出した。食中毒と遺物混入にオビエながら操業しているんですねぇ。この世界、パートが強いのがよく分かる。働くか働かないかはわたしの勝手、正社員なんか2025/11/10
Junk
1
給食といえば学校のイメージだが、学校以外にも様々なところに給食はあり、需要は増えている。しかし、立場は弱く、非常に大変な業界であることが読んでよく分かった。 年収の壁が上がれば、その分働く人を確保しやすくなるイメージだったが、そうとは限らないのだと気づかされた。 確かに最低賃金はバラバラなのに年収の壁は同じなのはどうなのだろう。 そもそも最低賃金は統一すべきでは?年収の壁はなくせば?なども考えてしまう2025/12/04
KikuchiKohei
0
給食業者の裏側と、給食営業の悲哀。文章は土屋賢二のようで面白い。2025/10/08




