内容説明
いつだってわたしを助けてくれたのは、街にある小さな店だった。そこへたどり着けさえすれば、またわたしは生きる力を取り戻すのだ。
街歩きエッセイスト「かもめと街 チヒロ」が、東京の店の情景を描く。
浅草、上野、日本橋、銀座、新橋、神保町、秋葉原
――東京下町エリアを中心とした全61店
【著者】
安澤千尋
1981年生まれ。浅草出身の街歩きエッセイスト。2017年より個人ブログ『かもめと街』を始める。『決めない散歩』『いつかなくなるまちの風景』『たらふく』などの日記やエッセイ、アンソロジーなど多岐にわたるZINEを発行。近年では青土社『ユリイカ』、講談社『群像』への寄稿などで活動し、本書が初の商業出版となる。
目次
揚げたてのチキンバスケット ― 銀座ブラジル 浅草店(浅草)
夢うつつの空間で、クリームソーダ ―丘(上野)
はじめまして、黒い天丼 ― 天ぷら 中山(日本橋)
平日のサラリーマンとポンヌフバーグ ― カフェテラス ポンヌフ(銀座・新橋)
喪失と再生のグラタントースト ― カフェトロワバグ(神保町・神田)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えつ
14
スルスルっと読めた。喫茶店や町中華、蕎麦屋、色々載っていて、あぁ、行ってみたいな〜食べてみたいな〜って思いながらも、遠くて行けないからそれが悲しい。出張で人形町に行っていた頃に出会いたかったな…とも思ったり。1番食べたい!と思ったお店はもう閉店してしまっていて、悲しい…。読んでいたらお腹が空いてきてしまった。笑2025/09/19
さく
6
気になるお店がたくさんで、興味深く、Google mapでメニューも見ながら、楽しいひととき。東京には歴史ある店がたくさんあって、優しい接客も嬉しい、ほっこり感を何度も感じたことがある。長い単身赴任で、たまには寂しさもあり、救われる事がある。作品全体に流れる暖かさがなんとも味わい深くて、表紙のコーヒーを何度も見つめた。ありがとうございました。2025/08/15
littlebluestar
3
東東京の名店、料理、人々。 しみじみ味わうような文章があたたかい。2025/07/21
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/20245a8b-7610-4539-82d3-b145333b9069 2025/07/03
さりー
0
自分の足で行きたい店にいく。暖簾をくぐるときの緊張感もまた思い出。個人営業はその人の人生がお店に現れてる。文章でそのお店の雰囲気が想像できる素敵な一冊だった。 2025/07/09
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